昨年、初めて日本一に輝き、女子フィジーク界を驚かせた荻島順子。9月8日に静岡県で開催された階級別日本一決戦「第28回日本クラス別ボディビル選手権」にて2024年の国内初戦に挑み、見事、158㎝以下級チャンピオンに輝いた。
【フォト&ムービー】これぞ女子フィジークというボディを見せた荻島のステージショット
東京選手権、ジャパンオープン選手権、日本クラス別選手権、そして日本選手権と2023年は全て初優勝の金メダルラッシュ。大会後に話を聞くたびに驚きの表情を見せていた荻島だったが、「無事、国内の初戦で優勝できてホッとしています」と、まずは安堵の気持ちをこぼした。
昨年は、日本一を奪取後に出場したIFBB世界選手権にて3位入賞。今年も7月のIFBBアジア選手権でも金メダルを持ち帰っており、日本が誇る筋肉美は、世界でも通用することを十分に示してきた。競技歴4年目の56歳を見る周囲の目も、ガラリと変わってきたことだろう。
「プレッシャーはそこまで感じてはいませんでしたが、やっぱり大会が近くなるいろんな不安が出てきたりしていました…。なので、なるべく平常心でいることを心掛けました」
大会後に自身のSNSを更新し、「納得のいくステージングとは言えませんでしたが、今現在の私を出せたと思います」と、改善の余地を残していることを綴った荻島。この先、連覇をかけて挑む10月6日の日本選手権(大阪)、そして初の日本開催となるIFBB世界選手権(東京)に向けて、まだまだ進化を止めることはない。
「何かを特別に良くしていこうというのはあまりなく、これからも今まで変わらずにトレーニングに励んで、筋量を増やしながら世界大会までもっていこうと思っています。まずは次の日本選手権で連覇できるように、残り1ヶ月、気を引き締めて自分らしく悔いのないように準備していきます」