10月21日、IFBB世界女子選手権&男子ワールドカップ(12月17日~19日、有明コロシアム)の記者会見が行なわれた。会見には日本代表として大会に臨む荻島順子選手、安井友梨選手、田村宣丈選手、川中健介選手が登場。大会への思いを語った。そんな場に大会アンバサダーを務めるなかやまきんに君も姿を見せ、筋肉芸や熱いコメントで会見を盛り上げた。
司会から紹介を受けたきんに君は「大会アンバサダーに任命いただき、大変うれしく思います。私自身も17歳からトレーニングをしておりまして、もうかれこれ29年目になります。今後、大会をより多くの方にPRしていきたいと思います」とコメント。
「ボディコンテストには僕も選手として出場していまして、2022年の日本マスターズ選手権では6位(男子ボディビル40歳以上級)をいただきました。トレーニングの目標として、何年かかるかわからないですが世界選手権の日本代表を目指しています。それに到達するのが60歳かもしれないし、70歳、80歳かもしれないですけれども、目標に掲げています」と思いを語った。
芸人デビュー当初から筋肉芸を続け、大ブレイクをはたしたきんに君。2022年には代名詞の「ヤー!」「パワー!」がユーキャン新語・流行語大賞に選ばれ、2023年にはLINE AWARDの「話題の人賞」を受賞。さらにはドラマ「筋トレサラリーマン 中山筋太郎」(第1回放送2023年9月、第2回放送2024年3月)で主演を務めるなど、フィットネスの人気向上も相まって、時代がきんに君に追いついたと言えるだろう。
フィットネス界の隆盛についてきんに君は「とにかくジムでトレーニングする若い方が増えてきたと思います。僕が始めた当初はあまりジムもなくて、隣町のジムまで30~40分かけて自転車で行っていました。ジムに女性はあまりいませんでしたが、今は違います。競技においては、先日のボディビル日本選手権で20代の選手がどんどんファイナリストに入ってきて、こういうところでも時代が変わってきていると思います」と実感を語った。
テーマソングともいえる「It‘s My Life」に乗っての登場、おなじみの「ヤー!」、鈴を装着した“胸ピク”での三三七拍子、大胸筋を動かしての“筋肉ルーレット”など、筋肉芸で場を盛り上げつつ、大会の成功を祈ったきんに君。最後に大会の盛り上がりへ期待を語りつつ、選手たちへの応援を呼びかけた。
「12月開催でもちろん日本はすごく寒いですが、世界中から選手が集まる1週間くらいは『あれ?今年は暖冬なのかな?』と思うくらいの熱気になると思います。その1週間前後に僕がちょっと心配なのは、街中からタンパク質食品が消えてしまうのではということです。この熱い戦いを生で見ると迫力が違うと思いますので、ぜひ会場に足を運んでいただきたいです」
大会期間中には、もちろんきんに君も有明コロシアムに駆け付ける。歴史的な戦いとなる世界選手権を、元気いっぱいの「ヤー!」で盛り上げてくれるだろう。