11月4日に千葉・市川市文化会館にて行なわれた「マッスルゲート関東大会」では、女子のビキニを着用してのカテゴリーは計4競技行なわれた。同じコスチュームだが、それぞれ求められるボディや審査基準が異なり、選手たちは各カテゴリーに分かれて自分の体の魅力を披露した。
ウーマンズフィジークはもともと「女子ボディビル」と呼ばれていたカテゴリーで、女性らしい筋肉美はどれも変わらないが、男子のボディビルと同様に筋量や絞り、筋肉のカットなども評価対象となる。ボディフィットネスは、ビキニフィットネスとの中間とも言えるカテゴリーで、フィジークほどではないものの、丸みを帯びた筋肉などが求められる。
ビキニフィットネスは、まさに“女性の美”の象徴とも言えるカテゴリーで、度な筋肉量を必要とされず、ヘアースタイルやコスチュームなども評価対象となる。ポージングもエレガントで美しく、力んでいないことが特徴的だ。
今シーズンより新たにスタートしたウーマンズウェルネスはポージングやコスチュームはビキニフィットネスと同じあるものの、特に脚やお尻に筋量が必要で、上半身と下半身のアンバランスさが評価されるというカテゴリーだ。
この関東大会のウェルネスで優勝したのは、そのエレガントなルックスから「ゴールドジムのアンジェリーナ・ジョリー」と称される永吉令奈だ。今年は2月に開催されたマッスルコンテストジャパンのビキニカテゴリーに出場していたが、今シーズンから脚のトレーニングに注力し、ウェルネスへ転向。自身のSNSにて、来年からはJBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)へ選手登録して戦っていくことを宣言している。
今年のJBBFのウェルネスでは、ボディフィットネスから転向した大谷美咲が強さを見せたが、そのライバルとなれるか、期待したい。
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