世界で戦う5児の母・山田よう子、今年のアームレスリング全日本は「シッティング試合」に挑戦




卓上の格闘技と呼ばれる、アームレスリングの日本一決定戦が間もなく開催される。

決戦は12月1日、「第41回JAWA 全⽇本アームレスリング選⼿権⼤会」および「第22回全国⾼等学校アームレスリング選⼿権⼤会」、「第1回 全⽇本シッティングアームレスリング選⼿権⼤会」の3大会の舞台は、⼟浦駅⻄⼝ウララビル5F多⽬的ホールだ。

【フォト】剛腕女王・山田のアームレスリング試合風景

2026年に開催される「IFA世界選⼿権⼤会」に向けての選抜戦も兼ねた今大会。そんな舞台に世界チャンピオンである山田よう子率いる「TEAM大和魂」も参戦する。

メンバーは山田本人、世界チャンピオン(WAF世界選手権-55kg級、ZLOTY TUR-57Kg級)である小寺弘士、そして岩手県出身の新人3人だ。小寺はなかなか国内の大会には出場しないため、今大会への参戦は盛り上がりを見せると予想される。また山田は、何年も出続けてきた一般クラスには出場せず、シッティング試合(障害を持ち、車椅子が必要な選手も健常者・一般選手と戦える、座った状態で行なうアームレスリング競技)にエントリーした。

理由として山田は「周りに障害を持った子が多くいるので、その方々の考えや気持ちを少しでも理解したいと思いました。また、未知の競技ですので自分への挑戦も込めてエントリーしました。一般の部は若い選手が出てきていますし、階級を上げてまで出る意味が今の私にはなくなったかと感じました。自分の階級でしっかり優勝して、上の階級は若い子に任せられればと思います」と語っている。

大混戦の中、TEAM大和魂から世界選手権の切符をつかむ選手は現われるのだろうか。そして山田は全日本シッティング大会の初代女王に輝くのだろうか。今大会の見どころのひとつとなるだろう。

なお、TEAM大和魂は今年からRIZINからの応援を受けるとのこと。山田は「私は格闘技が大好きですし、RIZINもまだまだ盛り上がってほしいので、TEAMのメンバーにはRIZINのロゴを付けます!」とコメント。「みんなで団結してがんばる気持ち、そして忠義を大切にして、今回の全日本大会は新たな道への挑戦になるような試合にしたいです」と力強く語った。

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