57歳の女王・荻島順子が世界へ羽ばたく 圧巻の絞りで日本人初の女子フィジーク世界一




本日17日、東京・有明コロシアムで「IFBB世界女子選手権/IFBB男子ワールドカップ」が開催されている。初日となった本日、各階級の審査が実施され数々のメダリストが生まれる中、女子フィジークマスターズ35歳以上級で日本選手権2連覇中の女王・荻島順子が優勝をはたした。

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2023年の日本選手権で当時大会を4度制していた師匠・澤田めぐみを下して頂点に登って以降、国内女子フィジークのトップを走り続けてきた。同年7月のIFBB世界選手権では3位の成績を残したこともあり、世界一を明確に意識して迎えた2024年シーズン、女王が世界の頂へ羽ばたいた。

世界で勝てる体をつくるため、今シーズンは調整の方向性に迷うこともあったと話すが、己の武器である“絞り”に焦点を合わせ、9月の日本選手権でV2を達成。今大会では日本トップ戦線を賑わせてきた日本人選手、そして自身よりも体の大きい海外選手を相手に見事金メダルを獲得した。

表彰式で君が代が流れると、瞳に涙を浮かべた荻島。彼女の活躍は女子フィジークという競技の魅力を伝えるうえでも、大きなものになったに違いない。現在は一般の部のステージに挑んでいる彼女の活躍に引き続き注目したい。

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