一昨日17日から3日間にかけて開催されている「IFBB世界フィットネス選手権」及び「IFBB男子ワールドカップ」。
最終日となる本日、17回日本一に輝き、世界マスターズ選手権にも幾度となく出場しているボディビル界のレジェンド・金澤利翼が登場する。
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御歳88歳の金澤は、昨日18日のオープニングセレモニーでIFBB(国際ボディビル・フィットネス連盟)のラファエル・サントンハ会長から功績を讃えられ記念の金メダルを授与されている。
自身7度目の世界戦となる今大会に向けては「不安はないですが、挑んでいく気持ちは変わらないです。何回出ても緊張しますね」と胸の内を明かした。そして、彼が大切にするのは競技成績のみならず、自分が生きた歴史を残すことであると語った。
「あと2年で90歳になります。90歳からは競技を引退して片岡鶴太郎さんのように1日1食にして、質素な生活を送って130歳まで生きたいです。それが今の目標ですね。普通の人だったらできないかもしれないですよ。ただ、私は玄米と納豆、味噌汁を中心に食生活を送ってここまで元気でやれてきていますから、できる可能性はあると思っています。ボディビルダーであると同時にそういう歴史をつくっていきたいです」
金澤のエントリーはボディビルマスターズ60歳以上級。国際戦だが選手6人全員が日本人という、長寿大国・日本を象徴するシチュエーションとなった。鉄人・金澤はどんなステージを見せてくれるのだろうか。
取材・文/木村雄大、森本雄大
写真/木村雄大