デスクワークで硬くなりがちな肩や腕の筋肉 慢性的な肩こりに発展することも【スキマ時間にストレッチ】




本企画では日本ストレッチング協会理事長・長畑芳仁先生監修のもと、日常的に取り組めるストレッチメニューを部位ごとに紹介していきます。今回は上腕三頭筋と三角筋に注目します。

【動画で解説】硬くなりがちな肩や腕の筋肉をケア

上腕三頭筋はいわゆる二の腕の筋肉。ヒジを伸ばす際の主働筋で、力こぶをつくる反対側の筋肉です。長頭・内側頭・外側頭という3つの筋肉で構成されるため、三頭筋と呼ばれます。

三角筋は肩関節を動かす際に重要な役割を担う筋肉で、作用の違いから前部・中部・後部に分けられます。

上腕三頭筋や三角筋の硬さが慢性的な肩こりなどの原因になる場合もあります。いずれもデスクワークで硬くなりがちなので、スキマ時間を活用して積極的にケアしていきましょう。

【エクササイズのポイント】

(三角筋のストレッチ)

➀片ヒザ立ちの姿勢をつくり、上半身を立てます。

②立てたヒザに逆側の腕のヒジを置きます。

③その体制のまま上半身を前に倒します。10~20秒、左右1セットずつ行ないます。

(上腕三頭筋のストレッチ)

➀ヒザ立ちで腕を降ろした体勢からスタート(立って行なってもOK)。

②片腕を後頭部にまわし、もう片方の手でヒジをつかみます。

③頭の位置をなるべく変えないようにしてヒジを引っ張り、90秒ほどキープします。左右1セットずつ行なっていきましょう。

(上腕三頭筋のストレッチ2)

➀四つ這いの姿勢になります。

②胸を床に近づけるように頭を下げ、片腕を前に伸ばし、もう片方の腕はヒジを床につけます。

③お尻を後方に引きつつ、さらに脇を床に近づけます。

肩こりに影響する筋肉は複数ありますが、背中や二の腕にハリを感じる場合、三角筋や上腕三頭筋に原因がある可能性があります。普段は意識しないことが多い筋肉ですが、ストレッチを行なうと気持ちが良いと思います。

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