特別な道具やスペース、専用ウェアも必要としないストレッチは、手軽に実施できる健康のための取り組みと言えるでしょう。本企画では日本ストレッチング協会理事長・長畑芳仁先生に、日常のスキマ時間に行なえるストレッチを部位ごとに紹介していただきます。
今回は通称「力こぶ」と呼ばれる上腕二頭筋のストレッチです。二頭筋という名称は長頭・短頭という2つの筋肉で構成されているから。ヒジ関節を曲げたり、前腕を内側に回したりする役割を持ちます。筋トレをしている人はもちろん、日常的に使用するシーンが多い筋肉のため、積極的にケアしていきたいところです。
【エクササイズのポイント】
➀立てヒザで両腕を降ろし、体側につけた体勢からスタート。体側は壁と平行にしましょう。
②そこから、腕を後方にまわして壁につけます。壁側に少し体重をかけるようにして、10~20秒伸ばします。左右それぞれ行ないましょう。
③この時、親指とそれ以外の4本の指で平仮名の「つ」のような形をつくることがポイントです(手の拡大図はこちら)
※横から見るとこのような形です
物を持つ際はもちろん、スマホを操作しているときにも酷使しているのが上腕二頭筋です。知らないうちに疲れが溜まっているので、1日に一度は癒しの時間を設けてみてください。
1 2