パソコン・スマホ作業の多い人は要注意 無視すると不調につながる前腕のこり【スキマ時間でストレッチ】




日本ストレッチング協会理事長・長畑芳仁先生に、全身の各筋肉をほぐすストレッチをご紹介いただく本企画。スキマ時間で体をケアし、疲れた筋肉をリフレッシュさせましょう。

ⒸHaru Works_AdobeStock

【動画】前腕のこりにアプローチするストレッチを紹介

今回注目するのは前腕。手の甲側の延長線上にある伸筋群、そして手のひら側の延長線上にある屈筋群からなる前腕の筋肉は、スマートフォンやパソコンの操作で疲労が溜まりやすい筋肉でもあります。

その他にも荷物を持つ場面など日常生活の中でも働く機会が多いため、知らず知らずのうちに酷使している部位でもあります。

【エクササイズのポイント】

(前腕屈筋群のストレッチ1)

➀両腕を体の前に伸ばします。

②指先が下を向くように片腕を外側に回し、逆側の手で指先を持って自分のほうへ引き寄せます。左右の腕でそれぞれ15秒×3セットほど伸ばしましょう。

(前腕屈筋群のストレッチ2)

➀四つ這いの姿勢になります。徐々に体重をかけて、前腕屈筋群の伸びを感じます。

②お尻を後方に引くことで、さらにストレッチできます。

(前腕伸筋群のストレッチ1)

➀両腕を体の前に伸ばしたポジションからスタート。

②手のひらを自分のほうに向け、反対側の手で指先を持って引き寄せます。左右それぞれ15秒×3セットを目安に伸ばしましょう。

(前腕伸筋群のストレッチ2)

➀四つ這いの姿勢で手の甲を床につけます。徐々に体重をかけて前腕伸筋群の伸びを感じます。

②片腕ずつ伸ばすのも有効です。

手首が痛くなったら強度を弱めるか、無理せず中止するようにしましょう。

腕の筋肉は肩の筋肉にもつながっているため、疲労を放置すると肩こりなどの不調につながるので要注意です。できる範囲からストレッチを実践してみてください。

【動画は次のページ】前腕のストレッチをムービーで解説