「体のケアには専用グッズが必要」と考える方も多いのではないでしょうか。しかし五体を使ったストレッチなら、手間をかけずにボディケアを実践できます。本企画では健康的な毎日を目指すべく、簡単に取り組めるストレッチメニューを紹介していきます。
今回注目するのは太ももの内側です。大小内転筋、長短内転筋、薄筋、恥骨筋などが含まれる内転筋群は、その名の通り股関節を内転（内側に閉じる動き）させる時はもちろん、歩行時にも使われる重要な筋群です。
内転筋群が硬くなると脚のむくみを引き起こしたり、脚を閉じられずO脚を誘発したりすることがあります。さらに、骨盤が傾いて腰痛の引き金になったり、スムーズな歩行の妨げになったりするなど、多くの不調につながる可能性もあります。ぜひ、ストレッチによるケアに取り組んでいきましょう。
【エクササイズのポイント】
（種目1）
➀片ヒザを床につけ、もう片方の脚を伸ばした体勢で上半身を前に。両腕で体重を支えながら、後方に体重をかけていきます。
②伸ばした脚のカカトを支点にし、つま先を天井に向けるように股関節のつけ根から回します。ヒザの横から太ももの内側が伸ばされます。
③呼吸を止めずに15秒ほどを目安に。逆側も同様に行なっていきましょう。
※横から見るとこのような形です。
（種目2）
➀脚を大きく開き、腰を落とした体勢からスタート。
②ヒジを伸ばした状態で、肩を入れながらヒザを押していきます。
③逆側も同様に行ないます。ヒザを外側に開くように意識しましょう。太ももの内側の伸びを感じればOKです。10～20秒を3セットほど行ないましょう
ヒザに痛みを感じた場合は無理せず中止するようにしましょう。健康的な足腰をつくるためにも、1日少しずつでいいので取り組んでみてください。
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