愛するキャラクターに変身するため、そして“推し”へのリスペクトを込め、コスプレイヤーたちは日々自らの肉体を鍛えている。ここでは、コスプレイベントで出会った筋肉自慢のレイヤーさんを直撃し、体づくりやコスプレへの思いを聞いた。今回登場するのは、筋肉紳士集団「ALLOUT」のメンバーとして活躍しつつ、カメラマン、役者、コンテスト選手など多彩な活動を行なうSosukeさん。

筋肉の魅力を伝えるのに言葉はいらない
――多彩な肩書を持つSosukeさんですが、現在のメインの活動は?
「少し前に芸能プロダクションを立ち上げたのと、撮影スタジオの運営をしていて、今はそこをメインに活動しています」
――コンテストにも出場する筋肉美をお持ちです。鍛える理由は?
「自分の目標のためには、筋トレは避けては通れないものだと思っています。いつか筋肉を活かしたコスプレ写真、ファッションと筋肉の融合を表現した写真、筋肉を活かしたクスっと笑える写真などを集めた写真集をつくりたいですね。そのために自分もボディメイクをがんばって、キャプテン・アメリカのような体になりたいです」
――筋肉をテーマにした表現を追求しているんですね。
「はい。筋肉のすごさ・美しさは言葉を必要としないものなので、見た目で世界中に魅力を発信したり、笑いを取りにいけるようなものだと思っています」
――魅せる体をつくるうえで注力していることは?
「もちろん筋トレをしないといけないんですけど、(ALLOUTの)メンバーの中だと僕はそんなに筋トレが好きではないほうなので、いかに無理せず体をつくるかを重視しています。ボディメイクで手を抜きがちなのが食事なので、逆に自分はそこをがんばろうと思って、自炊で1週間分つくって冷凍したりして、楽をしつつ筋肉にプラスの生活ができるように心がけています」

――筋トレで追い込むという行為自体は好きではないと。
「多分嫌いですね(笑)。ただ、自分のやりたいことや目標のために体づくりは必要不可欠なので、工夫しながら向き合っている感じです」
――コスプレも表現を追求する一環なんですね。
「そうですね。あと、キャラになりきることは役者の演技やコンテストのポージングにも活きると感じているので、コスプレはある意味、他の活動の予行練習でもあると思っています。もちろん、コスプレイベントそのものも楽しくて、そこでしか会えない人もいますし貴重な機会ですね。自分はカメラマンとしても活動しているので、コスプレカメラマンの高い技術を見て、取り入れていきたいとも思っています」
――今後の目標を教えてください。
「コスプレをしていると思うのが、マンガのキャラクターになりきるには少し鍛えたくらいだと無理なんですよね。目標を達成するためにも、まずはキャラを高いクオリティで再現できるレベルの肉体をつくりあげたいと思います」