7月19日(土)~20日(日)の2日間にわたり、京王アリーナTOKYO(武蔵野の森総合スポーツプラザ)で『カラテドリームフェスティバル2025全国大会』が開催される。
これは、世界最大規模のフルコンタクト空手団体・新極真会が主催する年に一度の真夏の祭典で、幼年から71歳までの空手家が組手・型の全222部門に分かれ、それぞれの頂点を目指す年代別日本一決定戦のこと。2008年のスタートから出場者は増加の一途をたどり、今年は組手・型のべ3,273名がエントリーするMEGAスケールのイベントに成長した。
そんな“空手甲子園”とも呼べるハイレベルなドリームフェスティバルにおいて、昨年までで6連覇という大記録を打ち立てているのが、村田哲成(むらた・てっせい)選手。現在、高校1年生の村田選手は、小学4年生だった2019年から圧倒的な強さを見せて優勝を重ねており、全日本フルコンタクト空手道連盟(JFKO)主催の青少年大会でも無傷の4連覇を継続するなど、流派・団体の垣根を越えた世代のトップランナーとして目覚ましい活躍を続けてきた。高校生男子軽重量級に出場する今年、ドリーム7連覇を達成するのかに大きな注目が集まっている。

村田選手が所属する福岡支部は、第5回世界大会チャンピオンであり、現在は新極真会の代表を務める緑健児師範が支部長を務める名門中の名門。幼少期から同支部で空手に打ち込んできた村田選手は、新極真会の国内支部最多となる約1,300名が在籍する福岡支部の強豪にもまれながら、右肩上がりに実力をつけてきた。

そんな村田選手は高校生となったばかりの今年5月、果敢にも高校生から出場が可能となる一般部の『第2回国際フルコンタクト空手道選手権大会』の軽中量級に初挑戦。ジュニアとは異なり、素手・素足で年長者ばかりと闘う76名のトーナメントにおいて、何と村田選手はいきなりの準優勝をはたすという衝撃のデビューを飾った。

ジュニアのカテゴリーを超えた快進撃を見せる村田選手が、同年代の中でどんな闘いを見せるのか。将来の世界チャンピオン候補がしのぎを削るドリームフェスティバルに、ぜひご注目いただきたい。