日本ボディビル・フィットネス連盟(JBBF)が主催するジュニア世代(23歳以下)のフィットネス競技の日本一決定戦「オールジャパン・ジュニア・フィットネス・チャンピオンシップス」が8月24日に神奈川県茅ケ崎市で開催され、メンズフィジークで大畠慧希(おおはた・さとき)がオーバーオール優勝を達成した。
【フォト&ムービー】ジュニア世代最強のフィジークを披露した大畠
若手選手の増加は近年凄まじく、この日は同時開催の高校生カテゴリーも含めて、460人を超える選手がエントリー。メンズフィジークにおいては、2階級で計84人がエントリーして2025年のジュニア最強フィジーカーの座が争われた。
「ほんま、やってやったなっていう感じです。周りに『優勝する』と言い続けてきたので、それが形にすることができてうれしいです」と話す、大阪出身の大畠。昨年は関西メンズフィジーク選手権180cm以下級優勝など実績を積み、待望のタイトル獲得となった。
全体的な競技レベルが向上し、今年は特に突き抜けた存在が不在。誰が優勝するか予想が困難だったこの大会だったが、その中でも「自分の強みは腹筋です」と語るように、フロント面の強さをしっかりと打ち出し、172cm超級およびオーバーオール審査ともに全審査員が彼に1位を投じる結果となった。
「憧れの選手などはいないですが、僕の身体でできる最強を完成させることを目指して取り組んでいます。理想というか、完成した自分がどうなっているのかは今は想像つかないので、これからですね。ただ、トレーニング時間はしっかり確保できて、睡眠もしっかりとれているので、自信は誰よりもあったと思います」
今シーズンでの大会出場はこれでいったん終え、ジュニアカテゴリーは卒業。来シーズンからは本格的に一般部での活躍に期待がかかる。
「来年はオールジャパン選手権でぶちかましたいですね。目指すはもちろん優勝です」と意気込む大畠。さらなる進化を遂げてステージに立つ姿を楽しみにしたい。