筋肉ムキムキにはなれないけれど ストレスフリーな食生活で心身良好、最近は意識の変化も【遠藤有栖#3】




遠藤有栖が一生懸命トレーニングに励んでいるのに、理想として思い描いているような筋肉ムキムキボディーになれない理由。それは……。

9.20大田区でインターナショナル・プリンセス王座決定戦への出場が決まった遠藤有栖

【フォト】トレーニングで培ったボディで闘う遠藤

「これはあんまり言わないほうがいいんでしょうけど……やっぱり筋肉をがっつりつけるには本格的に食事制限もしなくちゃいけないじゃないですか? 私、それがどうしてもできなくって(苦笑)。あのぉ、炭水化物が大好きなんですよ。ラーメンとか、それも背脂たっぷりの。一応、筋肉にいいメニューも教えてもらったりするんですけど、タンパク質かぁ〜、みたいな(笑)」

もちろんボディービルダーではないのだから、その食生活に問題はないし、現状、すべてにおいて「良好」だという。

「いつも体を動かしているからか、つねにコンディションは良好なんですよ。きっと食事制限を厳しくしないことでストレスもかからないのもプラスに作用しているのかも。いま27歳なんですけど、感覚としては20歳のまんまですね。休みの日なんて、いつも14時間ぐらい寝ているので疲れもまったく残らない。目が覚めて『あぁ、休日が無駄に終わってしまった』と後悔するぐらいで(笑)」

だが、ここにきて、ちょっとした異変が起き始めている、という。

地元凱旋、シングル王座挑戦と2週連続での大一番。実りの秋となるか?

「大好きだった脂ギトギトのラーメンが食べられなくなりました。焼肉に行っても脂身はダメですね。体が受け付けなくなったのかな? 逆にいままで食わず嫌いだったピーマンもおいしさにいまさら目覚めました。こんなにおいしいものを27年間も避けてきたなんてもったいない!」

9月20日に大田区体育館で開催されるビッグマッチではアメリカの強豪、ジェイダ・ストーンとインターナショナル・プリンセス王座決定戦で激突することが決定。これまでタッグのベルトは巻いてきたが、シングル王座には手が届かなかっただけに、ビッグなチャンスが到来することになった。

その1週間前の9月13日には福島・会津若松市鶴ヶ城体育館にて年に一度の地元凱旋興行が行なわれる。

「会津に帰ったら、もう心も胃袋もしっかり満たしてきます! 名物の『あわまんじゅう』を二箱買うことは、もう確定。実家では郷土料理の『こづゆ』(ホタテの貝柱で出汁をとり、里芋やニンジン、しいたけなどたくさんの具材を煮込んだお吸い物)をお腹いっぱい食べてパワーチャージしてくるので、大田区では負けません! 私がはじめてシングルのベルトを巻く姿をぜひ、たくさんの方に見にきていただきたいですね」

【写真は次のページ】遠藤の迫力のファイトシーン