正面からでもわかる発達した臀部の丸みは国内無敵「下半身に見合う、立体的な上半身もあるのが理想のウェルネス」




9月21日に兵庫・神戸芸術劇場で開催されたJBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)主催の「オールジャパン・ウェルネス・チャンピオンシップス2025」にて、大谷美咲(おおたに・みさき/38歳)が158cm以下級優勝およびオーバーオール優勝を達成。貫禄の2連覇となった。

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ウェルネスは昨年スタートした新競技。コスチュームやポージング、審査の流れはビキニフィットネスと同じながら、より臀部や大腿部を中心とした下半身の筋量が評価されるカテゴリーである。JBBFの大会のみならず、ゴールドジムが主催する「マッスルゲート」でもこの競技は行われており、下半身の強さを見せる女性が多く出場している。

謳い文句のような形で「下半身」が強調されているこの新カテゴリーであり、大谷も、正面から見ても臀部の立体感や張り出しがわかるほど筋肉が発達している。しかしその一方で女王は、「つくり込まれた下半身はもちろんですが、それに見合うような、ちゃんとつくり上げた上半身があるというというのが私の理想のウェルネス像です」と、どのカテゴリーでも評価ポイントとなるトータルバランスの大切さを伝える。

「普段からSNSなどで海外の選手のを見ていても、やはりそういう選手がトップに立っている印象です。脚だけが強いというよりは、上半身もつくれている選手が魅力的。上半身は薄っぺらくならないように、立体的な丸みが出るな感じを目指してつくりこんでいます」

2023年までの主戦だったボディフィットネスも含め、国内では敵なしの存在となった大谷。だが、昨年12月に東京で行なわれたIFBB世界選手権では158㎝以下級とマスターズ35~39歳級ともに銀メダルと世界一にはあと一歩届かなかった。

「11月の世界選手権の日本代表に選んでいただけけることができたら、目指すところはやはり一つしかありません。1か月半ほど、まだ時間は少しあるので、レベルアップできるところは突き詰めて挑んでいきたいと思います」

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