これぞ日本一のマッスルビューティー 爽やかで美しい笑顔、でも大腿四頭筋はモリモリのバキバキな木澤イズムの継承者・佐々木絢美「満足はしていない。もっと身体が変わるのが楽しみです」




10月12日に東京・江戸川区総合文化センターにてJBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)主催のフィットネス競技の日本一決定戦「JBBFフィットネス・ジャパン・グランド・チャンピオンシップス2025」が開催され、ボディフィットネスでは佐々木絢美(ささき・あやみ/38歳)が優勝した。

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ジュラシック木澤こと木澤大祐に弟子入りし、FWJから移籍して昨年からJBBFに参戦したニュースター。今年もその存在感は日本最高峰の戦いでも群を抜いており、見事に日本一2連覇となった。

「木澤さんともお話しをながら、今年は背中だったり、胸の上部だったりを少し意識して強化してきました。『背中、変わったね』と言っていただけたので、自分の中でも嬉しい部分です」

もはや敵なしというボディを完成させているが、まだまだ理想はその先にあるようだ。

「今の仕上がりに満足しているか…と言われると、満足は全くしていないです。もっとやればもっと身体は変わるんじゃないかなと思っていますし、変わることが楽しみですので。ここで満足はないですね」

「連覇ということに関しても、特にプレッシャーを感じるということもありません。いつも同じことを言ってしまって申し訳ないのですが、やっぱり木澤さんに良い結果をご報告したいという思いがまず先にあって、そして支えてくださる方々もいっぱいいる。なので、連覇をかけて挑むことの緊張という感覚はないですし、純粋にステージを楽しめているのではないかと思います」

日本国内ではほぼ無敵の存在となった佐々木。次なるステージは、昨年に東京で行なわれた大会では158cm以下級で3位、マスターズ(35~39歳級)で2位と、惜しくも優勝に届かなかったIFBB世界フィットネス選手権。11月にスペインで開催予定となる。

最後に、少しいじわるな質問もしてみた。佐々木絢美と木澤大祐の関係は素晴らしい師弟関係であり、彼女も相当なリスペクトを持って共闘しているのは間違いない。だが、この競技、あるいはどのスポーツにおいてもそうした師弟関係というのはいつかは別れがくるだろうし、日本一という称号を得ている佐々木自身が誰かの師匠となる日も来るのではないか。「脱・ジュラシックの日を考えたことがあるか?」と。

「そうですね…やっぱり木澤さんは、ただトレーニングの指導が良いから付いていっているのではなく、本当にお人柄とか、全てを含めてすごい師匠だと思っています。まだまだ教えていただきたいことがたくさんあるので、まだ背中を追いたいです(笑)。世界選手権も、良い結果をご報告したいと思います」

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