全国の予選を勝ち抜いたファイナリストたちが集った11月23日のBEST BODY JAPAN(ベストボディジャパン/BBJ)日本大会。モデルジャパン部門プラチナクラス(60〜69歳)で、河島智惠がグランプリに輝いた。58歳でクイーンクラス(50~59歳)でグランプリ、ベストボディジャパン部門に転向し60歳でプラチナクラスグランプリ。そして62歳の今年、再びモデルジャパンに挑み頂点に立った。
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「60代になり筋肉がつきづらくなってきた。ならばモデルジャパンの方があっているし、トレーニングのやりがいもあるだろうと思い再転向を決めました。モデルジャパンは細身でスタイリッシュな身体が求められるので、自分の理想と審査基準をすり合わせながら、模索の日々でした。どう細く見せるか、どうラインをつくるか、毎日研究を続けました」
本業はビューティーアドバイザー。人を美しく見せる仕事をしながら、自身も徹底したボディメイクを実践する。その情熱こそが、今回もっとも評価されたポイントだと語る。
「ステージに立つワクワク感、60代でもこんなに輝けるんだという幸せが、私のすべての原動力。ボディメイクを心から楽しんでいることが、見ている方にも伝わったのかなと思っています」
楽しむと言いながらも、その裏側は妥協なき努力の積み重ねだ。年齢を理由にせず、今だからできる美の深さを追求し続ける。
「私、ボディメイクをしている時間が本当に好きなんです。60代でグランプリをいただけたことはもちろんうれしいですけれど、それ以上に、身体が変わっていくプロセスが楽しくて仕方ない。70代、80代になっても、健康で美しくいたい。ずっとボディメイクを続けていけたらと思っています」
まさにエイジレスビューティー。河島の歩みは、ボディメイクに終わりがないことを教えてくれる。プラチナクラスの新女王は、これからも自らの美を進化させ続けていく。
取材・文・写真/石川哲也

