独自の発信でSNSを賑わせる、筋肉系インフルエンサーの活躍が今年も印象に残った。発信で存在感を放つのはもちろんのこと、“実力ある競技者でありインフルエンサー”という選手が増えているように思える。
ボディコンテスト界でいうと、YouTubeチャンネル登録者142万人を誇り、トップクラスのボディビルダーでもある芳賀セブン(芳賀涼平)の存在が挙げられる。彼は今年、日本クラス別選手権(90kg超級)を制覇し、2023年から続く3連覇を達成した。
昨年、JBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)に初参戦。ブレイクをはたしたブラマジ田中(田中美緒)は、今年8月のSPORTEC CUPにて、パーフェクトスコアで見事優勝。以降は今シーズンの大会出場は見送ったが、目標である「世界で戦える選手」を目指してトレーニングに励んでいる。
インフルエンサーの活動が主ではないが、ボディコンテスト以外でもSNSで人気を博す選手は多い。美女パワーリフターとして注目を集めるのむちゃん(野村優)、アームレスリングで世界一に輝いている竹中絢音など、各競技でも発信力を持つ選手が活躍を見せた。
こうした選手が活躍することは、競技の知名度や人気の向上にもつながっていくだろう。
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