3度目の開催となった、木澤大祐と合戸孝二主催の「ジュラシックカップ」は、10月19日、埼玉・ウェスタ川越にて開催。過去最大の1700人規模のホールにて行なわれた。
今年は、昨年までと同様のルーキー、ノービス、オープン、グランドクラスの5クラスに分かれての審査に加え、1対1形式のトーナメント戦「バトル・オブ・ボディビルディング」も実施。ボディコンテストでは異例の戦いであり、審査員による採点に加え、会場内の観客投票もする新たな試みを取り入れた競技の勝者は、クラシックフィジーク選手として活躍する齋藤智也となった。
JBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)のトップ選手を中心に強者が集ったグランドクラスでは、日本選手権王者・扇谷開登と、同4位の寺山諒に票が分かれた結果、寺山に軍配が上がった。隙がなくトータルバランスに優れる寺山は、「2019年にボディビルを始めた当時から、日本一になること、世界で戦うことを目標に設定していたので、そこに向かっていける段階に入ってきたと実感できました。このマインドで1年で過ごして、来年の日本一を目指したいです」と抱負を語った。
来年以降のジュラシックカップに関しては、コンセプトの異なる以下の4大会を含めた衝撃の大進化が予告された。
・47都道府県の王者で争うボディビル甲子園「狂竜杯」(5月10日、大阪)
・体重別の王者を決める「ボディビルチャンピオンズカップ」(7月12日、静岡)
・1on1形式の頂上決戦「KING OF KINGS」(8月23日、名古屋)
・世界のナチュラルボディビル強者を招待する大決戦「WORLD GRAND PRIX」(10月17・18日、東京)
賞金総額は700万を越え、さらに2027年は12大会で総額1000万円を予定しているとのこと。いちボディビルコンテストとしてスタートしたジュラシックカップは、アンチドーピング団体と提携しなが、ナチュラルボディビルの世界一を決めるステージを目指していく。

