黄金期を彷彿とさせる圧巻のプロポーション! 四国を制した若手軽量級ビルダー~青野圭輔【筋肉マニアのビルダー解体筋書】




YouTubeに投稿しているボディビル解説動画が話題の筋肉マニアが、毎週一人のボディビルダーをピックアップして紹介していく連載「解体筋書」。今回は、2025年日本クラス別60kg以下級3位の青野圭輔選手です。

【フォト】四国が誇る次世代ボディビルダー

飛躍の可能性を感じさせる総合力の高さ

青野選手は、愛媛県に拠点を置く次世代の軽量級最強格ボディビルダーです。フィジーク選手としても活躍されていますが、最近はボディビルダーとしての成長が目覚ましく、昨年はミスター四国優勝、日本クラス別60kg以下級3位という好成績を残されています。

彼の特徴は、黄金期のボディビルダーを彷彿とさせる美しいプロポーションと総合力の高さです。黄金期とは、日本において第一次ボディビルブームとなった1950年代から1970年代あたりまでを指します。黄金期のボディビルダーは、現在のクラシックフィジークの基盤となっており、縦重心のポージングと審美性に溢れた肉体を持つ選手が多いです。青野選手は、美しいアウトラインの上半身とセパレーションの著しい下半身を持っており、タイトなウエストやメリハリの強いポージングなども含めて、”その時代のボディビルダー”そっくりな選手のように思います。

また、プロポーションが優れているだけではありません。臀部にストリエーションが入る程の仕上がりや極めて安定感の強いポージングも彼の武器です。フロントダブルバイセップスの広がりと下半身の隙間の埋め方、サイドチェストで胸椎をうまく立てることによって出来上がる見事なまでの大胸筋の輪郭など、彼のポージング技術の高さには驚かされます。

一方、青野選手の課題は、大腿部の純粋なサイズです。極めて評価の高い上半身に比べると、大腿四頭筋や内転筋群は張り出しやバルクの面でやや見劣りしているように感じます。しかしながら、現時点で非常に高い完成度をしているにも関わらず、まだ伸び代を感じられる点を鑑みると、青野選手が日本屈指の軽量級ビルダーに成り上がる日は近いかもしれません。

今回は、青野圭輔選手についてお話しさせていただきました。筆者も期待する選手なので、今後が非常に楽しみです。

次回は、歳を重ねるごとに切れ味を増す戦慄のバルク派ビルダーについてお話しします。お楽しみに!