川崎ゆかりのアスリートが地元市民を魅了!
11月4日、「市民まつり」でにぎわう神奈川県川崎市。そんな中、カルッツかわさき(川崎市スポーツ・文化総合センター)では、まつりの一環として『ストロングKAWASAKI』が開催された。
昨年、カルッツの開館と同時にスタートしたこのイベントは、「強いカラダ・ハート・キズナを作ろう」というコンセプトのもと、川崎ゆかりのアスリートが「ストロング」「マッスル」「スポーツ」などを軸に地元の人々と触れ合う地域密着プロジェクトのハイライト。入場無料でヒーローたちに会えるということもあり、スポーツキッズをはじめとした市民が多数来場し、会場はおおいに盛り上がった。
ボクシングの川崎新田ジムからは、第2代女子東洋太平洋バンタム級チャンピオンの三好喜美佳、高校生ボクサーの四宮菊乃が「防犯」セミナーに参加。打撃の攻防の基本を伝授した。
会場中央に設けられたリングでは、プロレスリング「HEAT-UP」が特別タッグマッチを披露。TAMURA&プリンス・カワサキVS兼平大介&ガッツ石島のダイナミックな技の応酬に観客席は驚きの声と歓声に包み込んだ(12分59秒、片エビ固めで兼平がプリンスに勝利)。
フライパン曲げの元ギネス記録保持者である筋肉芸人・ジャスティス岩倉は、「公害」「格差」「いじめ」などと書かれた5つのフライパンを1分で二つ折りに。さらに、プロテインやBCAAを補給しながら、そのフライパンを元に戻すという荒業も成功させた。
他にも、ミヤマ☆仮面&クワガタ忍者による「クワレス」が子どもたちのハートをつかんだり、「成功すれば夢が叶う」という課題を与えられたジャスティスが子どもや女性のぶらさがったバーベルをベンチプレスで持ち上げたり、「忘れたい思い出の品」をHEAT-UP軍団がプロレス技で破壊したりと、これでもかとばかりにストロングな企画が続く。そして、最後は出演者のサイン&撮影会で終幕となった。
イベントを主催した井上秀憲・ストロングKAWASAKI実行委員長は、これまでも「防犯スポーツプロジェクト」と称して市内の小学校をまわるなど、地域との協力関係を築いてきた。
「ストロングKAWASAKIはそうした活動の延長として川崎の強さをアピールするために生まれたイベントです。今後はこれをもっともっと盛り上げていきたいと思いますが、全国の市町村も同じ思いを持っていると思います。この熱を各地域に広げていき、将来的にはストロング・ジャパンという流れを作っていきたいと思います」
スポーツには世代や性別を超えて人を熱く元気にする力がある。様々な魅力が詰まったこのイベントも、会場に集った老若男女にたくさんの笑顔を生み出した。ストロングなムーブメントは、川崎の地から全国へと拡大していくかもしれない。
文・写真/編集部