強靭なパワーが生み出すパンパンの筋肉! 北陸甲信越を牽引する長野のホープ~宮澤昂大【筋肉マニアのビルダー解体筋書】




YouTubeに投稿しているボディビル解説動画が話題の筋肉マニアが、毎週一人のボディビルダーをピックアップして紹介していく連載「解体筋書」。今回は、2025年日本クラシックボディビル180cm以下級優勝の宮澤昂大選手です。

【フォト】宮澤の強烈な大胸筋を見よ

コンディションも完璧な総合力の高さ

宮澤選手は、2021年東日本選手権で北陸甲信越の選手として初のオーバーオール優勝を果たした長野県のホープです。日本クラス別80kg以下級4位、ジャパンオープン8位など、日本大会でも数々の成績を残しており、34歳という年齢を鑑みても今後の活躍が大いに期待される選手だと思います。

彼の特徴は、バランスの取れた弱点の少ない肉体と強靭なパワーから生み出される充実したバルクです。極めて鮮明な大胸筋下部の輪郭、フロント・リアを中心に発達した張り出しの強い三角筋、厚みと凹凸感に富んだ広背筋など、全国クラスの選手に相応しい筋肉を備えています。ポージングもクセがなく、臀部までストリエーションが走る圧巻の絞りは、彼の評価をさらに引き上げています。腰の怪我によって、大腿四頭筋やハムストリングスのマッスルコントロールはやや抜けやすいものの、下半身も申し分ない筋肉量とカットを持ち合わせています。

ベンチプレスでは200kg近くの重量を扱い、そ他の種目についても常人では考えられない強度でトレーニングしていることが彼の強固な肉体を作り上げている一番の要因でしょう。しかしながら、上には上がいるという言葉があるように、彼の筋肉を持ってしても日本選手権ファイナリストにはわずかに及びません。広背筋上部の広がりに下部の厚み、股関節や内転筋の密度、巨大な肩と大胸筋をより引き立てるための上腕のサイズとカット。これらの課題の改善が、彼が真の日本トップ選手になる為に必要になってくると思います。

勿論、伸び代は存在する宮澤選手ですが、毎年インプルーブしていることや丁寧で安定したポージングは、彼の躍進への土台を感じさせる要素です。落ち着いたステージングも非常に筆者好みで、個人的にはさらなる評価を望みたい選手だと改めて感じました。

今回は、宮澤昂大選手についてお話しさせていただきました。30代はボディビルダーとしての全盛期。今後の彼の活躍を期待したいです。

次回は、石川県が生んだ広がりの魔人についてお話しします。お楽しみに!