昨年の6月14日にマリーゴールドのリングでデビューした女子プロレスラー・山﨑裕花。身長151㎝、体重57㎏と小柄な体格ながら、新人離れしたプロレスセンスとスピーディーな動きでルーキーながら高い評価を得ている。
「はじめてプロレスを観たときに“プロレスラーになりたい”と思って。格闘技経験はないですけど、高校のときにちょっとだけ空手を習いました。本当にちょっとだけですけど、まぁ、プロレスラーになるために少しは役に立つかなって」
地元・大阪でプロレス教室に通い、プロレスの基礎を学んだことで、マリーゴールドへの入門から、わずか3カ月での異例のスピードデビュー。そしてデビュー2戦目で早くも初白星をあげるなど、スーパールーキーぶりを発揮してみせた。
しかし、やはり小さい体は無差別級のプロレスの世界では圧倒的に不利、である。身長ばかりはどんなにトレーニングをしても伸びるわけではないし、スタートダッシュは決められたものの、やはりキャリアの浅さはすぐにはどうにもならない。
「そのあたりは痛感しています。この小さい体では真正面から行っても敵わない。だから、すばしっこく動いて、ちょっと小ズルいことをしよう、と、ダークネス・レボリューション(マリーゴールドを席巻するヒール軍団)とは違いますから! あの人たちは悪い、私は小ズルい。周りからヒール向きだって言われることもあるんですけど、ダークネス・レボリューションに入る気はまったくないし、むしろぶっ倒してやりたい!」
デビュー時につけられたキャッチフレーズは『浪花の狂犬』。
「嫌でしたよ、さすがに。当時18歳だった私に“狂犬”って(苦笑)。これは小川さん(マリーゴールド代表のロッシー小川氏)がつけてくれたんですけど、まぁ、最初は嫌でしたけど、今となっては私の本性を小川さんに見抜かれていたかな、さすがだなって(笑)」
最近ではその本性(?)を隠しきれなくなったのか、年上のお姉さん選手たちに「このオバハン!」などと関西キャラ全開で噛みついて相手を怒らせ、客席も沸かせている。まさに狂犬ならではの噛みつきっぷり! そこから遺恨が広がり、タイトル挑戦にまでつながってくるのだから、小ズルさ全開のファイトスタイルは間違ってはいないようだ。
とはいえ、タイトルには挑戦できても、ベルトを奪取するには至っていない、というのが現状。もっと小さな体を活かす闘い方、カバーするための戦略が必要になってくるのだが、そのヒントになりそうな異色のチャレンジマッチが地元・大阪で急きょ、組まれた。

