タイマン式の新たなボディビル「1on1トーナメント」が日常になる日はくるか?




2日間にわたり開催された、木澤大祐・合戸孝二が主催するジュラシックカップの決勝大会「JURASSIC CUP 2026 WORLD GRAND PRIX」。このイベントの注目ポイントの一つとなっているのが「バトルオブボディビルディング」だ。

【フォト】タイマン式ボディビルで戦う選手たち

通常は複数人が並び、比較されていく中で順位を決めるのが一般的なボディビルコンテストであるのに対し、「バトルオブボディビルディング」は1on1でのトーナメント戦。二人だけがステージに立つ以外は通常の大会とほぼ同じで、規定ポーズをとり、左右を入れ替えて再びポーズをとる。

ジュラシックカップにおいては、審査員の評価だけでなく、両面に赤と青がそれぞれ彩られた団扇が入場時に配布され、観客票として1票が加わり、勝敗を決している。

大量の選手が並ぶ大会では「フロントリラックスのファーストインパクトで大方の印象が決まる」と言われることもあるが、1on1形式であれば、一つ一つのポーズで丁寧に比較されていくため、それで勝敗がひっくり返ることもある。実際に今大会においては、中井太朗がロックハート・ブランドンとの決勝を制して優勝したが、前日の通常の審査形式のオープンクラスでは中井が3位、ブランドンが2位であった。

1試合に10分弱がかかる(もっとも、演出の省略などでもう少し短縮はできそうである)ため出場選手数が限られる(今回は8人)が、通常の大会とは違う醍醐味があるのは間違いない。いずれ、他団体でも取り入れられ、日常になる可能性はゼロではないだろう。

エンターテイメント性を取り入れながら、新たなボディビルの形に挑んでいくジュラシックカップの今後に注目していきたい。

文・写真/木村雄大