2018年12月15日(土)、宮城県仙台市にある「楽天生命パーク宮城」で、日本初のスタジアムレースとなるスパルタンレースが開催されました。朝から粉雪が降りしきる中、出走者・観客合わせて3000人以上が参加した今回大会に、VITUP!編集部から須﨑が初参戦してきました。
会場となったのは
宮城球場こと、「楽天生命パーク宮城」
今回のレースが開催されたのは、仙台にある楽天生命パーク宮城です。普段は東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地としてにぎわっているこの場所も、今日ばかりは様子が違います。会場を埋め尽くすのは、白とえんじ色のユニフォームを着た楽天ファンではなく、スパルタンレースの出走者たちです。すでにレースを終えた人や、これからレースにのぞむ人などが、所せましとレースのスタート・ゴール地点にあふれ、野球の試合日とは異なる独特の活気が立ち込めています。
アジア初!スタジアムでのスパルタンレース開催!
2017年の日本初開催以来、年に数回のペースで開催されているスパルタンレースですが、
スタジアムでの開催は今回がアジア初となります。
これまでのスパルタンレースは、さがみ湖リゾート・プレジャーフォレストや東京ドイツ村、水上宝台樹スキー場などの大自然をいかしたレジャー施設などで開催され、参加者が泥まみれになりながらゴールを目指す光景が見られました。しかし、スタジアムレースとなる今回に限っては泥まみれになる心配もなし。駅からのアクセスもよく、初挑戦には最高の環境と条件が整っています。
気になるコースは
気になるコースは、球場の中の観客席や、グラウンドの中、それから駐車場や隣の陸上競技場などを大胆に使用した設計になっています。
球場内では観客席とグラウンドがコースとして使用されます。いつもは野球観戦で座る観客席が、レース仕様にお化粧すると、心なしか違う場所のように見えてきます。シーズン中はプロ野球選手たちのために整備されているグラウンドも、この日ばかりは、全く違う景色に見えます。
参加したのはスプリント
スパルタンレースは、スプリント、スーパー、ビーストの3種類に分かれており、コースの全長距離や障害物の数によって分かれています。
今回体験したスプリントは、全長5キロ強のコースに、障害物20個以上が配置されたレース。3つの中では、もっとも距離の短いコースになります。そのため、初挑戦者や初心者から、アスリートまで幅広い方が自分のペースで完走することができるのが最大の特徴です。
言い方を変えると、このレースは初心者と上級者が一緒に参加できるということ。実際に、初心者と上級者たちでチームを組んで出走する参加者たちも目立ちました。日頃の運動不足を解消するのはもちろん、スパルタンレースを通じて、普段知り合うことのない人たちと交流できるのも、数多くの参加者の目的になっています。
差し迫るスタートの瞬間
20個以上の障害物を越えていくためには機能的でファンクショナルな動きが必要になってきます。その一つひとつをクリアながら、およそ5km先にあるゴールを目指していきます。障害物をクリアできなかった場合には、ペナルティとしてバーピージャンプが課せられます。
ちなみにバーピージャンプは以下の手順で行ないます。
①立った状態からしゃがんで両手を床につく
②両足を後ろに伸ばし、胸を床につける
③腕立て伏せの状態から今度は脚を最初の位置に戻す
④脚を戻したら、そのままの勢いで上にジャンプ
スタート地点に並び、号砲を待ちます。大変さの先にある楽しさを深める旅の幕開けまであと少しです。
取材・文/須崎竜太 撮影/佐久間一彦
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