地方自治体と企業がフィットネスコミュニティを開設




オリンピックイヤーを迎え、世の中の健康志向が高まっています。
それを象徴するかのように地方自治体が地元の大学や民間企業と事業連携し、地域住民の健康増進を図るコミュニティの場所を開設するという取り組みがあります。

熊本県合志市が「健幸都市こうし」を掲げ、国立熊本大学、情報技術サービスを提供する日本ユニシス、スポーツクラブ運営を行なっているルネサンスと連携協定を締結し、健康活動拠点の共同事業運営会社としてKuru-Labが設立されました。

合志市、熊本大学、日本ユニシス、ルネサンスにKuru-Labを加えた5社で地域住民の健康増進を図るコミュニティの場所として「フィットネス&コミュニティ コレカラダ」を開設。さらに、健康データの取得・研究活動の拠点として「コレカラボ」が2020年2月1日に熊本県合志市の「旧西合志町庁舎」である「ルーロ合志」内に開設されることが発表されました。

【フィットネス&コミュニティ コレカラダの概要と狙い】
合志市が掲げる「健幸都市こうし」の実現に向け、合志市がもつ資産である旧西合志庁舎「ルーロ合志」に、ルネサンスがもつ高齢者への健康促進、多世代交流によるコミュニティの再生などのノウハウを活用し、Kuru-Labが地域密着型「フィットネス&コミュニティ コレカラダ」を開設。「コレカラダ」では最新のフィットネスマシンや充実のスタジオプログラム提供だけではなく、地域住民や地域で働く人が集う場所として、運動を通じたコミュニティの形成を重視し、地域住民の心身の健康増進を支援します。

【コレカラボの概要と狙い】
地域住民の心身の健康増進とともに地域の経済活性化を目指し、「コレカラダ」で取得される地域住民の健康データ(運動記録や健診結果など)を、熊本大学が教育・研究に利用し、そのデータを管理、流通させるプラットフォームは日本ユニシスが提供。「コレカラボ」はデータの取得・研究活動を行なう拠点とし、合志市、熊本大学、ルネサンス、日本ユニシス、Kuru-Labが地域のサービス事業者と「地域ビジネスエコシステム」を形成することで、健康データの利活用による新たな経済価値を創出・循環させ、データ提供者となる地域住民に還元することを目指します。

また、今後の展開としてフィットネス&コミュニティを起点とした健康増進を目指す地域ビジネスエコシステムを、熊本県内はもちろん、全国に拡大させていく予定とのことですので、自治体レベルにとどまらず、ますます全国的にこのような動きが広がっていくかもしれませんね。

フィットネス&コミュニティ コレカラダ

・所在地 熊本県合志市御代志1661-1 ルーロ合志内
・開設予定 2020年2月1日