闘うボディの象徴、プロレスの『殿堂会』が発足




鍛え上げられた肉体の象徴として外すことのできないジャンルがプロレスです。体ひとつでぶつかり合うプロレスラーの姿を見て、筋トレに目覚めたという人も少なくないでしょう。

そんなあこがれの対象であるプロレス界のレジェンドたちを称える組織が誕生しました。日本プロレスの歴史、選手を後世に残していくための中立後援組織『日本プロレス殿堂会(NPH=Nippon Puroresu Hall of Fame)』です。設立記者会見には、藤波辰爾氏(ドラディション)、長州力氏(リキプロ)、天龍源一郎氏(天龍プロジェクト)、発起人である天龍プロジェクトの嶋田紋奈社長、LEONA氏(ドラディション)、リキプロの池野慎太郎取締役が出席しました。

■『日本プロレス殿堂会』について

『日本プロレス殿堂会』は日本のプロレス文化伝承、その歴史を創ってきた先人、レジェンドの功績を後世に伝え、敬い、引退したプロレスラーの人生をサポートしていくことを目的としています。

立ち上げの第1弾、賛同メンバーはジャイアント馬場氏、アントニオ猪木氏、藤波辰爾氏、長州力氏、天龍源一郎氏の5名。藤波氏、長州氏、天龍氏の二世による『二世会』が中心となって立ち上げられました。

父親たちが人生をかけた生業であるプロレスという業界全体に少しでも貢献し、日本プロレス文化の伝承、プロレスの歴史を創ってきた先人、レジェンドの功績を様々な形で伝え、敬い、これからの人生をサポートしていくため、または引退後のプロレスラーを支援する仕組みづくりを目指す、団体の垣根を越えた中立後援組織として立ち上げられたものです。

日本語での表記は『日本プロレス殿堂会』。英字表記は『Nippon Puroresu Hall of Fame』通称NPHとなりました。英字表記でのJapan Pro-wrestlingではなくNippon Puroresuとしたのは、1954年2月に力道山が日本初の国際試合を開催して爆発的なブームを起こし、そこから根付いたプロレスが、日本独自の進化を遂げ、独自の文化になったという誇りからとのことです。

■『日本プロレス殿堂会サポーターズクラブ』も発足

日本プロレス殿堂会サポーターズクラブロゴ

『日本プロレス殿堂会』と同時に『日本プロレス殿堂会サポーターズクラブ』も発足しました。『日本プロレス殿堂会サポーターズクラブ』は、『日本プロレス殿堂会』に賛同してくれるサポーターを募る後援会のようなもので、ファンがプロレスで得た青春を振り返ることができるようなコンテンツを始めとし、若いサポーターにもプロレスという成り立ちを楽しめ、過去と現在を結ぶような企画も盛り込み、スポーツ・エンターテインメントの頂点に立つプロレスならではの内容盛り沢山のサポーター会員サイトとして広く情報を提供する予定とのこと。

日本プロレス殿堂会サポーターズクラブ

■『プロレスラー報酬』制度について

この度の日本プロレス殿堂会の仕組みとしては組織として『プロレスラー報酬』という制度をつくり、独自のシステムが構築されました。偉大な人々の功績を業界の宝として再認識し、またプロレスそのものだけでなくプロレスラーを守っていく、新たな「制度」を生み出す予定。この企画が円滑に、永続的に進むことで、引退後や、プロレスを生業とする多数のプロレスラー、その家族に対して大きな保証をすることを目的としているとのことです。

■賛同者、団体について

藤波氏、長州氏、天龍氏の『鶴藤長天』を筆頭に、ジャイアント馬場氏を管理・マネジメントしているH.J.T.Production、そして、アントニオ猪木氏の賛同も得られました。日本プロレスの父でもある力道山氏については声がけはしたものの、メンバーとしての賛同には至らなかったとのこと。特別協力としては業界唯一の専門誌でもある週刊プロレス、プロレス大賞などを行ない長くプロレスに大きな貢献を続けている東京スポーツ新聞社、プロレス専門チャンネルにてオリジナル番組などを展開している株式会社ブロンコス及び、ニコニコプロレスチャンネル。この3社は特別協力という形で寄稿や情報提供、記事掲載、映像貸出など、今後整えながら携わっていくこととなっています。

■コメント

【藤波辰爾氏】
「このプロレス界が待ちに待った、すばらしい発足ができるということで、これも今日先ほどご案内あった通り、これは3人のものではなく、これから育ってくるプロレスラー全員のものでもあり、プロレス界全体のものでもあり、プロレスファンの願いでもあると思います。ファンのものでもある。そういう形の殿堂会というものをこれからもますます大きくなっていくように自分たちも頑張っていきたいなと思います。プロレスをやらしてもらっていますけど、力道山先生が立ち上げて、猪木さん、馬場さん、そして我々、まだまだ若い選手は頑張っている、若い選手、再三いろんな形で我々が盛り上げていく、守ってくれるサポーターの方がいる、先ほどから我々も願ってもない、そういうことが可能になるかもしれない。それもひとつのこれからものとして組織をしっかりつくっていかなきゃいけない。たまたま我々がマイクを持ってしゃべっていますけど、立ち上げる時には、誰かが動かなきゃいけない、いろんな形で、いろんな選手が入ってくると思うんですけどね。そういうものでは、自分たちの、これは長年の夢であり、使命なのかなと思っています。プロレスファンも願っていることじゃないかなと思いますんで。応援よろしくお願い致します」

【長州力氏】
「今までこの殿堂会、選手のために何か役に立つことを、過去に何度かこういう話がありましたが、今回、こういう話がもう一度立ち上がり、自分の気持ちの中ではこれがもう最後の機会かなという考えでいます。一生懸命これからの選手に役に立つように、まだまだ先は長いですけど、リングとファンの一体感っていうのが、昭和、平成、そして今の時代のある姿っていうのは、今のファンをつかまえて、ファンも昭和の時代のファンの見方と、今の見方は違うのかなあっていう話したんですけど。でもいつの時代のプロレスファンも、やっぱり力道山先生から始まって、同じことを言うのは夢を与えているんじゃないかなと思いますね。いつの時代にも。夢、元気を与えているんじゃないですかね。それはいつも同じじゃないですかね。そういう意味ではこれからも夢を与えながら。元気を与えながら。一歩一歩、選手、プロレスで頑張っている選手たちのために、素晴らしい殿堂会、選手の役に立つような会でありたいと思っています」

【天龍源一郎氏】
「この会ができるということは、これからの後輩のためにも励みになると思いますので、これが進化して形になっていくよう、僕たちも尽力していきたい。一番最初に、嬉しかったのは自分たちの子どもが自分たちの生き様を見て、こういう会の発想をしてくれたこと。過去にもこういう会が発足して消滅していった事実があります。でも、今日話を聞いた通り、彼ら二世の人たち、少し間が開いたんですけど、それによって自分たちに対するいましめや決意が強くなったということで、これを進展させていって、僕たちじゃなくてその次の世代、もうひとつ次のプロレスラーが、プロとして成り立っていくようにしていってほしいと思うし、彼たちがその組織をつくるための第一歩として、骨を惜しまないでやってくれることを期待しています。当然やってくれると思っています。心強い限りであります」

【賛同メンバー】
※賛同メンバーとは元・選手や、現役選手、プロレス界に貢献をし、本企画に賛同を承諾した人を指す言葉です。
・ジャイアント馬場
・アントニオ猪木
・藤波辰爾
・長州力
・天龍源一郎
※敬称略

※現在調整中、近日発表の賛同メンバーもあり。追って日本プロレス殿堂会サポーターズクラブ内にて発表される予定。

【運営】
二世会/日本プロレス殿堂会実行委員会

【特別協力】
東京スポーツ新聞社/週刊プロレス
株式会社ブロンコス/ニコニコプロレスチャンネル

【協力団体、個人】
・新日本プロレス
・全日本プロレス
・大日本プロレス
・DDT
・DRAGON GATE
・プロレスリング・ノア
・2AW
・WRESTLE-1

【日本プロレス殿堂会各種公式SNS】
日本プロレス殿堂会公式YouTubeチャンネル
日本プロレス殿堂会公式Facebookファンページ
日本プロレス殿堂会公式Twitter

【プレスリリース動画】