ドキドキ!プロテインバーデビュー#13【こんがりバナナと恋煩い】




コンビニでも手軽に買える「プロテインバー」。でもそこには、初心者ならではの悩みがあって……?
VITUP! 編集部が送る、笑いあり・涙ありの長編ストーリー!

 

左から「マユ」「あずみん」「コウタ」「ゆうだい」

マユ:ちょっと天然なイマドキ女子。寝坊癖があり、朝ごはんが食べられないのが悩み。好きな言葉は「さみだれ」。
あずみん:冷静で頼れる女の子。しかし、趣味の競馬になると我を忘れてしまう。金欠でご飯代が無いのが悩み。
コウタ:関西出身のイケメン男子。編集部きっての実力派で、女子の憧れの的。ゆうだいと仲が良い。
ゆうだい:コウタの同期。モテたくて筋トレするが誰にも気付かれない。プロテインに詳しいメンバー最年長。

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【前回までのあらすじ】

「全部食べたらいいんだ! その代わり世の中に情報を伝えろっ!」

ある日、マユとあずみんは、タンパクパンダから20本のプロテインバーを託される。困惑する2人だったが、憧れの人「コウタ」のサポートもあり、ついに戦いに挑むことを決意。

順調に成長を続けるマユとあずみん。しかしある日、コウタの様子がおかしくて……?

※第12話はこちら
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ここはVITUP! 編集部。

エースのコウタは今日も大忙し! その仕事ぶりは、密かに同僚の手本となるほどだ。

 

コウタ「ふーっ。やること多くてかなわんで……。ん、電話?って、おお!!マジか!」

コウタ「もしもーし! なんや久しぶりやんけ~! 元気しとったか?」

少しそわそわしながら電話に出るコウタ。なんだか嬉しそうだ。

マユ「(あれ? コウタさんプライベートの電話? 珍しいなぁ……。誰だろう?)」

コウタの様子に首をかしげるマユとあずみん。

 

コウタ「いや~。全然連絡よこさへんから寂しかったわ(笑)。ホンマ久しいなミキ!」

マユ、あずみん「(え~!? お、女の人!?)」

 

コウタ「どうや最近、モデルの仕事の方は。 こんなご時世であれやけど、早く会えるといいな。お互い頑張ろな! ほな!」

名残惜しそうに電話を切るコウタ。少し頬が緩んでいるようにも見える。

 

あずみん「(だ、誰なんだろう? モデルとか言ってなかった? それにコウタさん嬉しそう……)」

マユ「(#$%&$&$……)」

 

気が気じゃない二人をよそに、手際よくプロテインバーの準備を始めるコウタ。

今日もまた、プロテインバー選手権が始まった!

 

★今回のバーはこちら!

エントリーNo11:アサヒ 一本満足バー PROTEIN RUN ベイクドバナナ
*スペック抜粋(1本当り)
エネルギー235kcal、たんぱく質10~13g、脂質16g、炭水化物11.5g、糖質11g
※詳細はメーカーHP参照

焼き菓子のような、黄色みがかったボディを凝視する4人。バナナ味のプロテインバーは、今回が初めてだ。

 

ゆうだい「かなり珍しいバーだねが来たな。VITUP! の色とも似てるし、ホームゲームってやつか?(笑)」

コウタ「何を言うとんねん(笑)。ほな、さっそく食べてみよか!」

 

せーのっ、いただきまーす!

もぐもぐ……

 

マユ「バナナの匂いがすごいですね」

 

ゆうだい「すがすがしいほどのバナナ感(笑)。プロテインのバナナ味ってこんな感じだよね。美味しいけど甘いなぁ。牛乳が欲しい」

 

あずみん「確かに。これ、牛乳と一緒にミキサーしたらバナナシェイクみたいになりそうですよね」

 

コウタ「ええ意味でバナナ感あるな。満足感もなかなかやで」

 

マユ「美味しいですね。バナナ、オイシイデスネ(笑)」

 

ゆうだい「いつから留学生になったんだよ(笑)」

 

あずみん「(笑)。これってチョコみたいなの入ってます? チョコがもうちょっと入っててもいいかもしれないですね」

 

マユ「チョコに気が付かないまま食べちゃった! チョコバナナにしたら美味しそうだね」

 

あずみん「わかる! チョコペンとかで上からサーってデコりたいかも(笑)」

 

コウタ「それめっちゃうまそうやんけ(笑)。あとこれ、断面がかなり綺麗やねん。ボロボロこぼれないところもポイント高いで。デザート風味の新生プロテインバーや!」

 

ゆうだい「間食にもおすすめかも! それじゃあ採点っ!」

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エントリーNo11:アサヒ 一本満足バー PROTEIN RUN ベイクドバナナ

POINT!】

・タンパク質含有量は10~13g(メーカーHP参照)

・甘いバナナの味。満足感あり。

・ボロボロ落ちない。

・チョコの比率は比較的少なめ。

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無事実食を終えた4人。気が気じゃない女子二人は、コウタのもとへ一目散に向かった。

 

あずみん「お疲れ様です! あの、さっき話してた方って?  お、お友達ですか?」

 

コウタ「ん? ミキのことか? まぁ幼馴染みたいなもんや。今モデルとして頑張っとってな、自分も忙しいくせに、俺のこと気にかけてくれんねん。ホンマええ奴やで」

 

マユ「(い、嫌な予感~!)そ、そうなんですね!  モデルさんだと、すごくお綺麗なんじゃないですか?」

 

コウタ「しょ、正直めっちゃ綺麗や。あ、ちなみにこの子な。割と有名人やから隠す意味ないわ(笑)」

ミキの写真をスマホに表示させ、2人に見せるコウタ。

 

マユ、あずみん「(うわぁ……。めっちゃかわいい……。スタイル良すぎだし顔ちっちゃいよぉ(涙))」

コウタ「何言葉失っとんねん(笑)。こいつスタイルのために筋トレも頑張っとるからなぁ。今後会おう言われたけど、ファンに狙われんか怖いわ(笑)。ほな、そろそろ仕事戻るで!」

 

颯爽とデスクに戻るコウタ。2人は口を開けたまま、そのうしろ姿を見つめるしかなかった……。

 

◆ちなみに次のバーはこれだ!

次回:南国系プロテインバー現る。元気出せマユあず!
お楽しみに!

※この物語は一部フィクションを含みます。

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