11/27(土)~11/28(日)に「ゴールドジム マッスルスペシャルウィークエンド」が新宿住友ビル三角広場で開催された。
会場では、ゴールドジムが主催するボディコンテストの全国大会「ゴールドジムジャパンカップ」を中心に、トレーニング、フィットネス、格闘技に関わるさまざまなイベントやセミナーなどを開催。「参加する側も、観戦する側も楽しめる2日間」をテーマに掲げ、2021年の総決算となる“筋肉の祭典”として、多くのトレーニーらが足を運んだ。
この2日間は「西WESTエリア」「ステージエリア」「マットエリア」「フィットネスエリア」の4つにエリア分けされてさまざまな催しが展開されたわけだが、その中でも最大級の“マッチョ”が集まったのは、「西WESTエリア」で行われたパワーコンテストだろう。
初心者から日本トップまで幅広い層の選手が参加したこのコンテストでは、初日は個人戦・チーム戦のベンチプレス競技、デッドリフト競技が、2日目は「パワーリフティングBIG3チャレンジ」が行なわれた。
非公式大会ではあるが、誰もが参加できる“挑戦の場”として多数の選手が参加。ベンチプレス日本チャンピオンの飛田渉、スクワット66kg級の日本記録を持つ渋谷優輝らも参戦して会場を盛り上げた。また初日には、同エリアでノーギアパワーリフティング日本チャンピオン・平向賢伍選手のスペシャルセミナーも開催され、「強くなるヒント」を求めて多くの選手たちが詰めかけていた。
ゴールドジムジャパンカップも開催された「ステージエリア」では、午前にダンス発表会を開催。関東内のゴールドジムのダンススクール生を中心に2日間合計で約41もの団体が参加し、ダンス・バレエ・フラダンスなど多様なジャンルのステージが展開した。
別記事でリポートした通り、2日目のラストには、肉体派ダンス軍団として人気を集めるプロダンスチーム「フルキャストレイザーズ」がゲスト出演して迫力満点のパフォーマンスで会場に熱狂の渦を巻き起こすなど、筋肉=ゴリゴリムキムキだけではないフィットネスの楽しみを届ける場となったであろう。
力強さと華麗さの両方を持ち合わせたパフォーマンスが次々と披露され、観客の目を止めていたのは「マットエリア」で行われた武道・格闘技の各団体による「武道マスターズライブ」だ。合気道、空手、ブラジリアン柔術、居合道、剣道といった日本の伝統武道の達人たちが繰り広げる演武を観客が固唾を飲んで見守る姿は印象的であり、“熱狂”とはまた違った興奮が感じられたのは間違いない。
また同エリアでは、「格闘技スクール発表」も併せて開催。単に各競技のパフォーマンス披露するだけではなく、競技の特色なども紹介され、競技者にとってはコロナ禍での貴重な発表の場であり、観客にとってはいろいろな武道・格闘技に親しみを持つ機会になったであろう。
さらに2日目の午後には特別イベントとして、「ゆりやんレトリィバァ×岡部友」のトークライブを実施。昨年、“美尻のカリスマ”である岡部さんに指導を仰ぎ、約40kgの減量に成功したゆりやんは「がんばって鍛えた体なら、いつでも脱げるくらい自信を持てるようになると思うんです。私は特にお尻に自信がついたので、好きな人ともしもの時が来たら下から脱ぎます(笑)」と話し、会場を笑いに包み込みながら、フォットネスの魅力を伝えるトークセッションとなった。
またトレーニングバンドを使い、音楽に合わせて楽しくヒップアップを実現させる岡部さんのメソッド「パワーヒップネス」のインストラクターでもあるゆりやん自らトレーニング指導も行ない、多くの女性に気付きと元気を提供する場となった。
こういった「観る」パフォーマンスだけでなく、「フィットネスエリア」には実際に手に取って楽しめるフィットネスブースも充実。プロテイン関連商品やトレーニングギアのセール、加圧サイクルトレーニング®の体験ブースなどがずらりと並んだほか、世界のレジェンドボディビルダーを撮影してきた写真家・岡部みつる氏のフォトシューティングスポットも登場。ジャパンカップに出場した選手たちのみならず、スクール発表会に参加した親子が記念撮影として利用するなど、大切な思い出づくりにもなったであろう。
また、ステージエリア入り口には、2日目に行われた「ボディビルレジェンドセレモニー」に合わせて、ボディコンテストの日本トップランカーの写真がずらりと張り出され、多くのファンの注目を集めていた。
まさに「特別な週末」となった、ゴールドジム マッスルスペシャルウィークエンド。
大盛況ぶりから、フィットネス界の今後のさらなる盛り上がりを予感させられた。
文/森本雄大
写真/森本雄大