キャスター小山愛理さんがジムに通う理由①【私のトレーニングライフ】




日本のトレーニング人口は約3%と言われ、まだまだその数は少ない。しかし、スポーツ選手やボディビルダーなど、トレーニングが当たり前の環境にいる人だけでなく、自分なりの動機や目標のもとトレーニングに励む人もいる。様々な世界で活躍する人々のトレーニングライフに迫るこの企画、今回はキャスターの小山愛理さんを直撃した。


小山愛理さんはJリーグ横浜F・マリノスの応援番組『KICK OFF F・Marinos』(tvk。毎週金曜日22時~)のMCをはじめ、情報番組のリポーターなどで活躍している。清楚なルックスとトレーニングは結びつきづらいものもあるが、パーソナルトレーニングジム「DIETA」で玉城なつみトレーナーのパーソナルトレーニングを始めて間もなく1年半になる。好きなトレーニングは「もも裏」とちょっとマニアック。今ではトレーニングのない生活は考えられないという。彼女はなぜトレーニングを始め、なぜトレーニングにハマったのだろうか?


「小学校の低学年の頃から少林寺拳法をやっていました。最初は父に無理やりやらされた感じだったのですが、ずっと続けていましたね。高校では拳法とは少し違いますけど、近しいものがあるので空手部に入って3年間やりました。空手や少林寺拳法をやっていたと言うと、皆さんに驚かれますね」

確かに意外な感じはするが、性格的には負けず嫌いで、何かを始めたらしっかりやらないと気が済まないタイプだという。空手は高校3年間やりきり初段を修得し、大学時代に始めたヨガは4年間続け、3歳から始めたピアノは高校生まで10年以上続けた。とにかくやると決めたらやるのが小山さんの流儀なのだ。冒頭に記した横浜F・マリノスの応援番組『KICK OFF F・Marinos』も同じ。2015年1月からMCを務めることになった当初は、サッカーのルールも知らなかった。

「サッカーは日本代表の試合がやっていたらテレビで見るぐらいで、ルールも全然知らないし、フリーキックとコーナーキックの違いもわかりませんでした。でも番組をスタートしてからゼロから勉強して、今ではサッカーがすごく好きになりました。何かを始めると真っすぐになるほうなので、それはトレーニングでも同じなんです。やらないと気が済まないタイプです(笑)」

小山さんがパーソナルトレーニングを開始したのは昨年の5月から。これは運動不足解消がきっかけだった。大学時代からヨガに親しみ、週に2~3回通っていたが、引っ越しを機にやめてしまった。それからおよそ1年、運動のない生活が続き、「体を動かしたい」と思っていた時に、友人から紹介されたのが「DIETA」だった。

「自分一人でジムに行ったとしても、走ったりバイクをこいだりくらいしかできないし、器具を使ったトレーニングはしたことがありませんでした。初めてのトレーニングの時から面白かったです。一人だとどこの筋肉を使えばいいかもわからないですけど、どこを意識すればより効果的かを教えてもらいながらできるのですごくいいです」


運動することやスポーツ観戦と同様に小山さんが好きなのが「食べること」。トレーニングはボディラインを整える狙いもある。
「私は食べることが好きなのですが、20代の後半になって食べてばっかりだとどうしてもお肉がつきやすくなってしまいます。トレーニングは基本的に腰回りとか足、下半身をメインでお願いしています。私はけっこう下半身にお肉がつきやすいタイプなので、たるんでいるものをなくしたいなと思ってやっています(笑)」

この日のトレーニングでも股関節周りから始まり、バーベルをかついでのスクワット、ランジ、ケトルベルスクワットと、下半身のトレーニングには余念がなかった。



「ボディラインが変わったとか目に見える成果もありますし、姿勢や歩き方も教えてくれますし、日常の意識にも変化があると思います」

運動不足解消から始まったトレーニングは、小山さんにとっていつしか生活になくてはならないものになっている。

※次回は小山さんがトレーニングから得たもの、トレーニングを続ける理由に迫ります。

取材・文/佐久間一彦 撮影/神田勲

小山愛理(こやま・あいり)/1991年5月30日、愛知県出身。立教大学経済学部卒。tvk『KICK OFF F・Marinos』(毎週金曜22時~)、BS JAPAN『日経モーニングプラス』などに出演中。趣味はスポーツ観戦、ピアノ、空手(初段)、ゴルフ。
〔取材協力〕パーソナルトレーニングジムDIETA