2/26(土)、兵庫・西宮アミティホールにてマッスルゲート関西新人戦が開催された。コンテストの登竜門イベントであるこのマッスルゲートは、昨年に続いて2022年も日本各地で開催されることが決まっており、今年3大会目となる今回は、コンテスト初出場の選手も多数参加する「新人戦」として関西で初めて行なわれた。
今大会ではその名の通り、参加選手の多くが初めてステージ立つ者ばかりであり、関東新人戦に続いて女子の人気カテゴリー・ウーマンズレギンスが最多エントリー数を記録。「まさか自分が今大会に出るなんて、1年前には考えもしなかったことです。身体は手をかけてあげれば、あげるほど、結果が出るものなのだと、身をもって実感しています」と話していた平久江知奈美は、新人の部163㎝以下級と50歳以下の部で2冠を達成した。
また、女子の花形カテゴリーのビキニはエントリーが一人のみであったが、「目標を持つとボディが変わる。ボディが変わるとポジティブになる。大会は最高のアンチェインジングだ」と大会前にコメントした西畑幸江が、堂々としたステージングを披露して金メダルを獲得した。
男子では、人気競技・メンズフィジークの高校生部門に3選手がエントリー。3選手とも新人とは思えない完成度のボディでステージに立ち、激戦の審査の末、小田風雅が頂点に立った。
またボディビル部門では、木下慶広が高校生の部、ジュニアの部、65kg以下級の3階級に出場。決勝審査後のポーズダウン(自由なポージングでのアピールタイム)ではコールがかかると照れ笑いで初々しさも見せたが、全力のポージングで2階級制覇。65kg以下級では3位となったが、1日で3度のステージに立った経験は、間違いなく今後の飛躍の糧となるはずだ。
文・写真/木村雄大