「優勝は日々小さなことを積み重ねた結果」。男子頂点の滝田翔は次なる目標へ【Super Body Contest CHIBA 00】




「僕が優勝なんていうものをいただけるなんて、本当に信じられません。今も実感がまったくなくて、ただただ驚いています」

そう話すのは、3/13(日)に千葉・青葉の森公園芸術文化ホールにて開催された、Super Body Contest(SBC)の千葉大会(CHIBA 00)で、男子総合優勝(Champion of the show)に輝いた滝田翔だ。昨年7月に初めてSBCの舞台に立った滝田だが、そのときは5位。1年足らずで大きなステップアップとなった。

「昨年の千葉大会では、周りの選手の身体のボリュームが思っていたよりもすごくて、そこで自分に幻滅してしまいました……。でも、だからこそ、そこから本格的にトレーニングをはじめるようになりました」

一般的なコンテストのピークは、夏から秋にかけてのシーズン。この3月という時期は、コンテストに向けた調整が簡単ではない時期とも言えるが、「その難しさいっさいなかった」と話す。

「(今回勝てた要因は)毎日、小さいことをひたすら積み重ねた。とにかく止まらずに突き進んできた。トレーニングも食事も、当たり前のように生活の一部としてやり続けましたし、それを苦痛に思うことがまったくありませんでした。その成果ではないかと思います。だから、毎日ある程度の有酸素運動も続けていて絞れている状態はキープできているので、調整の難しさはありませんでした。逆に言えば、この時期に出場する選手は少ないだろうというのもあったので、12月のFINAL出場を見据えて、早いうちに出場権を得ておきたかったという思いもあります」

次なる目標は、各地の予選の上位入賞者が集うFINAL大会。より大きなステージで、滝田は一段とパワーアップした姿を見せてくれるはずだ。

「とりあえずいったん休み、12月のゴールに向けて逆算して身体づくりを進めていきます。もともと肩が弱点だったのですが、今日、周りの方に『発達したな』と言ってくださり、弱点を長所にすることができました。長所はさらに伸ばしつつ、弱点である腹筋などもまた成長させて12月に臨みたいと思います」

文・写真/木村雄大

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