∞転び八起き。“闘うフリーター”所英男の脱力人生(前編)【「気まぐれVITUP!」インタビュー】by編集:松浦




VITUP!読者のみなさま、はじめまして。
編集部員の松浦です。おじさんです。

かつてはベースボール・マガジン社に所属し、『週刊プロレス』『格闘技通信』編集部に在籍していました。その後、広島東洋カープ、サンフレッチェ広島などの取材に関わり、気がつけば『VITUP!』編集部で原稿を書く毎日を送っております。

『VITUP!』に関わるにあたり何が得意分野なのか自問自答したところ、やはり上記の格闘系2ジャンルと将棋以外は思い浮かびません。というわけで、今後はプロレスラー、格闘家(あわよくばプロ棋士も)ならではのトレーニング法を取り上げつつ、筋肉とはまったく関係のないインタビューなども不定期ながらアップしていきたいと思います。

記念すべき第1回目のゲストは、“闘うフリーター”として一世を風靡した所英男選手(リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)。トレーニングの話はもちろんですが、格闘技絡みの話も捨てがたいので「気まぐれVITUP!」を利用してさっそく紹介させていただきます。プロレス、格闘技にまったく興味がない人は……正直、スマンかった。

 

「リングスごっこの延長でアマチュア・バトラーツに出場」

——ジムのオープンが2011年6月ですから、もうすぐ11年になりますね。

「早いですね。奥さんがやろうって言わなかったら、今何をやっているんですかね(苦笑)。ファイトマネーとかも全部使いきって、やばかったと思います。考えるだけでも怖いです」

——実家がクリーニング屋ということもあり、格闘技のジムに入会するまでは後を継ぐことも考えていたんですよね。

「はい。白洋舎(老舗クリーニング会社)の子会社で3年働いて、その後、白洋舎に入って3年働きました」

——格闘技を始めたのは、たまたま山本喧一さんのジムにチケットを買いに行ったことがきっかけですよね。

「リングスのチケットをパワー・オブ・ドリームに買いに行った時に、そこのスタッフの方に誘っていただきました。今思えばただの営業だと思うんですけど、それにまんまと引っかかって今に至ります」

後はハマショー(浜田省吾)だけですね(笑)