コスプレイヤー・sky★Re「体を鍛えるのもすべては、自分の好きを表現するため」【クラウド・ストライフ】【アコスタ池袋】




池袋で開催されたコスプレイベント「acosta!@池袋サンシャインシティ」(6月25日~26日)。多くのコスプレイヤーで賑わう同イベントは、今回も多くのコスプレイヤーが参加し大盛況となった。そこでVITUP! 編集部が、筋肉自慢・スタイル自慢のコスプレイヤーたちに取材を敢行し、その秘密や人物像を探っていく。インタビュー6人目は、コスプレの国際大会でも活躍する、sky★Reさんに話を聞いた。

『ファイナルファンタジーⅦ』クラウド・ストライフのコスプレに挑戦

――コスプレを始めたきっかけは?

「高校卒業のタイミングで、コミックシティというイベントに参加することになったのがきっかけです。その時に挑戦したのがファイナルファンタジー8のスコール・レオンというキャラクターでした。スコールを選んだ理由は、ディシティアファイナルファンタジーという歴代の主人公が使えるゲームでスコールに出会って、その時に単純にこのキャラをやってみたいなと思ったからです。あとは、当時服飾の学校に通うことが決まっていたので、スコールの服装をつくりたいという気持ちもコスプレ挑戦を後押ししてくれました」

――そのスコールのコスプレからこれまで何年くらい続けてこられたのですか?

「13年くらいだと思います。高校を卒業して以降ますますコスプレへの愛が高まって、2016年には世界コスプレサミットという、コスプレの国際大会に日本代表として出場することができました」

――コスプレ愛が高まりすぎましたね。

「結局その大会ではグランプリを獲得することはできなかったのですが、LIVE DAM賞(パフォーマンス得点No.1)とダイコク電機賞(リスペクト得点No.1)を受賞することができました。その時もスコールのコスプレで参加したので、感慨深いなと今でも思います。その後も海外のイベントで審査員をさせていただいたり、たくさんの経験をさせていただきました」

――スコールや今回のクラウド・ストライフなど、たくましいキャラを演じるにあたって、トレーニングにこだわりはありますか?

「やはりがっしりとした体型をつくらないといけないので、肩幅をがっしりさせ、二の腕に張りが出るようなトレーニングをしています。普段は『7 minutes workout』という、7分でこなせるトレーニングメニューを考えてくれるアプリを使って、そのメニューをひたすら行なうようにしています。あとは食べすぎないようにしていて、もともと料理がすごい好きなのですが、30代にもなったのでなるべく控えるようにしています(笑)」

――筋トレをしていて、よかったなと思うことはありますか?

「やはりキャラの再現性が高くなるのが嬉しいです。あと、武器を持っているキャラのコスプレをすることが多いので、その武器を持って決めポーズをとる時にも役立っています。じつはこの大剣も結構重いんですよ(笑)」

――たしかに、持ってみると結構重いですね(笑)。手作りの武器にもこだわりが感じられます。最後にコスプレの魅力と今後の目標を教えてください。

「コスプレは、自分の『好き』を対外的に表現できる文化だと感じています。『好き』をたくさん共有することで交流の輪が広がり、たとえ言葉が通じなくてもコミュニケーションを取ることができるのが大きな魅力だと思います。 今こういう情勢だからこそ、コスプレという文化を通してみんなと楽しめるような場所をつくれるように、少しでも力になれたらと思います」

sky★Reさん(Twitter:@skyrecosplay

取材・文/中野皓太 写真/シュー・ハヤシ