7/29(金)、東京ビッグクサイトイベントステージにて開催されたSPORTEC CUP 2022のメンズフィジーク部門で、木村拳太が堂々の優勝を果たした。
今大会は、日本ボディビル・フィットネス連盟(JBBF)主催の大会としては2022年最初の大会となり、有力選手が多数エントリー。木村も、この競技の全日本選手権となるオールジャパン選手権の168cm以下級で、2019年は3位、昨年は4位と常に上位を争ってきた選手だ。
「今年にかけては、どこの部位というよりも全てを強化するという感覚で、トレーニングの質を改善することを続けてきました。ただ、オフシーズンにトレーニングを改善したとしてもコンディションが悪かったら結果はついてこないので、トレーニング+絞りきること。コンディションを上げることを意識して、準備してきました」
JBBFにおいては、昨年までトップランナーとして王者に君臨してきた寺島遼が、今年3月にFWJへの挑戦を表明したことにより、今シーズンは誰が頂点に立ってもおかしくはない、絶対的存在が不在の戦いとなる。寺島と同じ168cm以下級で戦う木村にとっては、そこに名乗りを上げる大きなチャンスであるとも言えよう。
「寺島さんという完璧な選手が今年はいなくなってしまいましたが、次のステップアップを目指して決断されたということなので、そこは次の選手が寺島選手のように活躍していかないといけません。そこに僕がなれるように頑張っていきたいです」
次なる部隊は9月のオールジャパン選手権、そしてそこでの上位入賞者が集い、日本一を決定するFITNESS GRAND CHAMPIONSHIPSを見据えている。
「今回は優勝することができましたが、オールジャパンでの優勝が一番の目標であり、グランドチャンピオンシップもとることが目標。そして、世界で戦えるJBBFの選手になりたいです」
文・写真/木村雄大