アニメ・マンガ好きの人々で賑わう一大イベント「コミックマーケット100」(8月13日~14日)が東京ビックサイトにて開催された。同イベントはサークルによる販売会だけでなく、多くのコスプレイヤーが参加することでも知られている。そこでVITUP! 編集部がコミケに出陣し、筋肉自慢・スタイル自慢のコスプレイヤーに取材を敢行した。インタビュー1人目は、ゲームキャラのコスプレのため筋トレを欠かさないという、SHIAr(しある)さんに話を聞いた。
大好きなゲームキャラのコスプレのためにも、筋トレは続けていきたい
――コスプレのために体を鍛えていますか?
「もともとジムに通っていたんですけど、金銭的に厳しい部分があって。コロナ禍でもあったのでやめてしまいました。それから自宅に器具を揃え始めて、今は家トレが中心になっています。旦那も筋トレが趣味なので、懸垂マシンがあったりフィットネスバイクも導入したりと、だんだん本格的になっています(笑)」
――ジムにはどのくらいのペースで通っていたのでしょうか。
「週に2回~3回ペースで通っていたのですが、家トレにしてから若干頻度が増えたかなと思います。平日は仕事と筋トレ、休日はコスプレという過ごし方が定着してきました。筋トレ種目は日によって分けていますが、腹筋などインナーマッスルを中心に鍛えています」
――ちなみに、コスプレと筋トレはどちらを先に始めましたか。
「コスプレが先でしたね。コスプレのための体型維持が、筋トレのモチベーションになりました。体を鍛えていなかったら、こういったイベントにも自信を持って出られなかったと思います」
――トレーニングの効果を感じることはありますか。
「まだはっかりわかるほど鍛えられていないのですが、体型の維持はできているかと思います。これからは現状維持に+αを加えて、いい体をつくりたいと思っています」
――トレーニングをすると、コスプレのクオリティも上がりますよね。
「そうですね。コスプレでは結構露出もあったりするので、加工だけでは対応できない部分があります。やっぱり自分が納得のいく写真を撮るには、体を鍛えたほうが近道だと感じます」
――コスプレをする上で、とくに意識して鍛えている部位はありますか。
「体幹を意識して鍛えています。撮影において自然なポーズと、写真映えするポーズは違うところがあるので。というのも、写真映えするポーズだと、普段取らない体勢だからきつかったりするんです。コスプレイヤーのみなさんは、『撮影は普段使わない筋肉を使うから筋肉痛になる』とよく言っていますね。撮影が長くなるとバキバキに筋肉痛なるくらい、コスプレはじつはハードなんです(笑)」
――ハードな撮影も鍛えた体で楽しんでいるのですね。最後に、今後の目標があれば教えてください。
「大好きなゲームのキャラのコスプレを長く続けていきたいです。持つ武器が5キロ以上あったりすると腕が筋肉痛になりますが、キャラが好きなので今後も続けたいですね。そういった意味でも、好きなコスプレをするために筋トレは継続したいと思います」
SHIAr(しある)さん(Twitter:@SHIA122930)
写真/TAMAKIさん(Twitter:@abios_2004)
取材・文/森本雄大