アニメ・マンガ好きの人々で賑わう一大イベント「コミックマーケット100」(8月13日~14日)が東京ビッグサイトにて開催された。同イベントはサークルによる販売会だけでなく、多くのコスプレイヤーが参加することでも知られている。そこでVITUP! 編集部がコミケに出陣し、筋肉自慢・スタイル自慢のコスプレイヤーに取材を敢行した。インタビュー11人目は、幼い頃から格闘技で体を鍛えていたという、社畜さんに話を聞いた。
コスプレは同じ熱量の仲間に会えることも魅力のひとつ
――体も衣装もかっこよくて、まさに本物のティーダのようですね。今回はなぜティーダのコスプレを?
「『ファイナルファンタジーⅩ』は一番好きな作品で、学生時代に一番ハマったゲームでもあります。その時の思い出やあこがれがつまったキャラクターなので、今回で記念すべき100回目を迎えたコミケでコスプレしたいと思いました」
――キャラクターへの愛がつまっているというわけですね。
「そうです。愛のかたまりです。今回コスプレで参加するにあたって、1ヵ月くらい前からランニングと腹筋を中心に鍛えて、体を絞ってきました。普段は腹筋ローラーやダンベルで鍛えています」
――家トレとランニングでここまで絞られたのですね。
「はい。もともと10年以上武道をやっていたので、その時に自然とついた筋肉でもあります」
――ちなみに、武道は何をやられていましたか?
「一番長く稽古に励んだのは空手で12年やっていました。あとは柔道、剣道など日本武道と言われるものは一通り経験しています。空手は伝統流空手というもので、学生時代には全国大会に出場した経験もあります。他は柔道で県大会に出場しました」
――さまざまな競技で大会に出場されていたのですね。空手は何歳から始めたのですか?
「5歳の時に始めました。というのも、父に道場に連れて行かれたんです(笑)。仲の良いご近所さんに空手で日本一になった選手がいて、その方の通っていた道場に連れて行かれたという感じです」
――コスプレの魅力は何だと思いますか?
「好きなキャラクターや作品への、私なりの愛の表現ができるところですね。後は、好きなキャラクターになれたり、同じジャンルが好きな方々と交流ができたりするので、交流の輪を深められます。コスプレをする方は、好きな作品であればあるほど力を入れると思うので、同じ熱量の仲間に会えるのも魅力です」
――最後に今後の目標を教えてください。
「一番の目標は、東京ゲームショウというゲームに特化したイベントに、私の好きなファイナルファンタジーのキャラクターで参加するのが、あこがれであり夢でもあります。その時は『ファイナルファンタジーⅦ』のザックスというキャラクターで参加したいです」
社畜さん(@cquall_cos)
取材・文・写真/シュー・ハヤシ