8/21(日)、Super Body Contest(SBC)の東京大会(TOKYO07)が東京・サンパール荒川にて開催された。熱戦の中、今月からスタートしたSBC DENIMでは、抜群の絞りで阿部一樹が頂点に立った。
SBC DENIMにおいて求められるのは、ジーンズに合うスタイリッシュな上半身。脚が見えない分、上半身の基準はハードであり、シックスパックはマストとなる。肩幅はワイドすぎず、SBC部門とTREND部門の中間がベストという「カッコよさ」へのこだわりが凝縮されたクラスだ。
阿部はそれらの要項を知った時「一番自分に合っているんじゃないか」と感じたという。
その言葉通り、引き締まった体でデニムを着こなし堂々の戴冠。今まではSBC部門、TREND部門両方に出場していたが、求められる体のサイズ感に悩むことが多かった。
「自分はTREND部門だと少しサイズが大きい、SBC部門だと逆にサイズが足りないと言われたことがあって、出場クラスがいまいち安定しませんでした。DENIMの審査基準を聞いた時、これだと思ったんです」
輝ける舞台を見つけると、すぐに行動を開始する。SBC DENIMの初陣となった、8/6(土)開催の「SBBF×SBC」に出場。デニム着用ステージに挑んだ。
「結果はクラス3位で悔しかったですが、収穫も大きかったです。大会後に(代表の)村松良一さんから『もっと絞ったほうがいい』とフィードバックをいただいたので、次の大会に向けてやり切ろうと決めました」
そこから阿部はストイックな食事管理に着手し、筋量の減少覚悟で絞りに取り組んだ。その結果キレキレのボディで東京大会に臨むことに成功し、SBC DENIMで念願の総合優勝をはたした。
「今後もDENIMに出たいですし、むしろDENIM一本で行こうかと思っています。SBBF×SBCの借りもあるので、12月のFINALには一段と変わった姿で挑みたいです」
取材・文・写真/森本雄大