第0回
清水トレーナー現る
本企画で指導してくださるのがパーソナルトレーナーの清水康志さん。チョコモナカアイスのような腹筋と逞しい腕が印象的なイケメンです。
清水さん「まず、お二人はなぜトレーニングを?」
編集I「海、行きたいですね……。プロレスラーの棚橋弘至選手のような体にあこがれます。身長はあるので横にデカくなりたいですね。もともとやせ型だったので、去年の年末から『増量計画』と称して、アドバイスされるがままたくさんの食事を摂らされたんですけど、お腹だけが出てきちゃって。5kg増えたんですけどね。今は34年の人生で一番醜い体をしています」
編集M「自分の腹筋が見てみたい!」
清水さん「なるほど(苦笑)。運動経験はいかがですか?」
編集I「小学生の時に剣道、中学校の部活で卓球くらいですね。運動らしい運動は大学の体育の授業以来やっていません」
編集M「小学生の時に水泳と空手、中高とソフトボールをやっていました。専門学校はスポーツ学科に通っていたのでひと通りトレーニングは経験したつもりですが、長続きしなくて。気づけば座りっぱなしの生活で情けない体になってしまいました……」
編集I「わかる。デスクワークになりがちだよね」
編集M「とくに締め切り前は電話とパソコンの前から動けないですし」
清水さん「わかりました。きっと不規則な生活をしているでしょうから、まずは規則正しい生活を身につけることからはじめましょう。カロリー計算などはしなくていいです。朝日とともに起きて、3食食べて、寝る2時間前までには食事を済ませる。通勤はできるだけ歩く。これだけでいいです」
編集M「できそうな気がしてきました」
清水さん「そうそう、お酒とタバコはできる限り控えてください」
編集I「え……(絶句)」
清水さん「食べ過ぎ、飲みすぎは百害あって一利なしですからね。そのうえで、週2回のトレーニングをしましょう。1回6種目。だいたい30分あれば終わるはずです。これから解説しますね」
クランチ
ターゲット:腹筋上部
ヒザを立ててあおむけになる。腹直筋を使って上体を持ち上げる。腹筋群から力を抜かないようにして上体を元に戻す。
レッグレイズ
ターゲット:腹筋下部
ヒザを伸ばして仰向けになる。腹直筋を使って足を持ち上げる。腹筋から力を抜かないようにして足を下ろす。床に足が付く直前にまた持ち上げる。
プランク
ターゲット:体幹
ヒジを床についてうつぶせになる。頭、背中、腰、足が一直線になるようにキープ。既定の秒数経ったら腰を下げて上体を反り、また頭、背中、腰、足が一直線になる位置まで戻す。
サイドプランク
ターゲット:体幹
ヒジをついて横向きになる。頭、背中、腰、足が一直線になるようにキープ。さらに上から見たときに頭、腰、足が「く」の字にならないように。既定の秒数キープ。
バランスボール・アブローラー
ターゲット:腹筋全体
足をバランスボールにのせてうつぶせになる。腕立て伏せのような姿勢から、腹筋群を使って体を折り曲げていく。バランスボールの上を足がスライドし、腰が高く上がっていくイメージ。
サイドベンド
ターゲット:腹斜筋
片手にケトルベルを持ち、足を肩幅に開く。ダンベルを持ったほうに上体を倒し、ダンベルを持っていない側の腹斜筋を使って上体を起こす。
クロスクランチ
ターゲット:腹斜筋
サイドベンドで使用する錘が重すぎるため、編集Mは代替え種目としてこのエクサイズを実施。ヒザを立ててあおむけになり、片手をクロスして足の外側にセット。腹斜筋の力を使って上体を持ち上げる。
編集I「すでにツラいです……」
編集M「あれ、体が動かない⁈」
清水さん「2週間もすれば少しずつ変化が現れて、3か月くらい経てば見ちがえるほどの体になるはずです。頑張って!」
編集I・M「……(これが3か月続くんだ……)。がんばります!」
~つづく~
<プロフィール>
編集I
大学卒業後、なんだかんだあり30歳から編集者の道へ。ビールをこよなく愛し、毎晩の飲酒を欠かさない。太りにくい体質。181cm、72kg
編集M
社会人歴3年目に突入した若手編集者。スポーツ経験はそれなりにあるが、継続力が不足気味。150㎝、50㎏