あるアンケート調査によれば、女性受けNo.1の筋肉は前腕筋(手首から肘のあたりまで伸びている筋肉の総称)なのだそうです。
物を持ち上げた時、腕まくりをした時など、血管が浮き出た筋張った前腕はたしかに魅力的。目につきやすい部位だけに、変化が現れるとモチベーションアップにつながることは間違いないでしょう。
ビールジョッキを持ち上げる時に働く腕橈骨筋(別名:ビア・マッスル)をはじめ、前腕は下記のようなさまざまな筋肉で構成されています。筋トレメニューを意識的に取り入れて、モテマッチョを目指しましょう。
【前腕屈筋群】
円回内筋、橈側手根屈筋、長掌筋、尺側手根屈筋、浅指屈筋、深指屈筋、長母指屈筋、方形回内筋。
【前腕伸筋群】
腕橈骨筋、長橈側手根伸筋、短橈側手根伸筋、回外筋、尺側手根伸筋、総指伸筋、長母指伸筋、短母指伸筋、長母指外転筋、示指伸筋、小指伸筋。
※腕橈骨筋/支配神経(橈骨神経)から前腕伸筋群に分類されることが多いですが、作用は肘関節の屈曲。
★『筋肉事典』はこちら。
【腕橈骨筋】
・ハンマーカール
親指が上を向くようにダンベルを持ち、親指を上に向けたまま肘関節を屈曲させます。肘を後ろに引きつつダンベルを垂直方向に持ち上げる(ドラッグカール)と、より腕橈骨筋に刺激が入ります。
【前腕屈筋群】
・リストカール
手のひらを上に向け、指先で引っ掛けるようにダンベルを持ちます。台を利用し、前腕は固定した状態で行ないましょう。その姿勢からダンベルを指で巻き上げ、手首をしっかりと屈曲していきます。最初からダンベルを握り込むのではなく、指に引っ掛けた状態でスタートするのがポイントです。
【前腕伸筋群】
・リストエクステンション
台などで前腕を固定し、手の甲を上に向けた状態でダンベルを握り込みます。その状態から手首を伸展させていきます。前腕の外側の筋肉をしっかり意識し、その部位が収縮していることを確認しながら丁寧に行ないましょう。
監修:岡田隆(日本体育大学教授/博士)、八角卓克(株式会社LIFE BUILDINGフィットネス総合研究所上席研究員)
実技モデル:三嶋教夫、柿夏芽、水沢充裕
撮影協力:スタジオバズーカ