佐久間編集長のパーソナルトレーナー百人斬られ(仮)Vol.14 塩月ももこ(Body Making Gym eight) 後編




VITUP!編集長・佐久間が全国のパーソナルトレーナーさんを巡っていく「パーソナルトレーナー百人斬られ(仮)」。今回は福岡「Body Making Gym eight」塩月ももこトレーナーの後編です。下半身のトレーニングを行ないました。

今回は塩月ももこトレーナーによる、トレーニング編。下半身のトレーニングをお願いしました。私、佐久間は左足の古傷の影響と、今さらきついことはやりたくないという感情、さらに筋トレ後のランニングに脚のダメージは残したくないという考えもあって、下半身は自重のスクワットや四股、ランジくらいしかやっていません。やらないといけないのはわかっているのですが……。

 

「年齢を重ねると、大腿四頭筋や下半身から筋力が落ちていくので、きついですけど、メンタルを強く保って下半身のトレーニングをやりましょう」(塩月さん)

 

元気いっぱいの塩月さんに促されてトレーニングを開始。まずはスクワットからです。バーベルを担いでのスクワットは現役を引退してからほぼやっていないので、まずはフォームの確認から。

足幅は肩幅よりも少し広く、つま先は真っすぐより指一本分くらい外に向けて、お尻を少し後ろに引きながら重心を真っすぐゆっくり下ろしていきます。ヒザの向きとつま先の向きは同じ方向になるようにして、太ももと床が平行になるまで下ろしたら、真っすぐ上げます。

軽く重量をつけてセットをこなしていきます。「下ろす時に胸を張り過ぎると腰が反って負担がかかってしまうので、みぞおちを少し下に向けて重心を下ろしましょう」と、細かく修正点をアドバイスしてもらいながら、繰り返します。

 

スクワットに続いてはレッグプレス。こちらも王道のトレーニングです。現在、私が通っているジムの店舗は座った形のマシンなので、寝る形のレッグプレスも久しぶり。

まずはセットの位置から。シートにしっかり座って足は腰幅くらいに開きます。プレートに足を置く位置によって鍛える部位を変えることができますが、今回は中央にセットします。

レッグプレスの注意点は押す時にお尻を浮かさないこと。お尻が浮いてしまうと腰に負担がかかって痛める恐れがあります。また、上げた時にヒザを伸ばしきると、ヒザに負担がかかるので、少し曲げた状態にしておくことも大事です。ゆっくり上げて、下ろしての動作を繰り返していきます。

 

3種目めはレッグエクステンション。マシンを使う際は効果的に効かせるため、また、体に余計な負担がかからないように、塩月さんがポジションを的確に教えてくれます。

深く腰を掛けて背中をしっかりシートにつけて、つま先を上げて、足の間は握り拳1個分くらい開けます。ポジションを整えてから実際にレッグエクステンションを行なっていきます。

脚が地面と水平になるくらいまで上げて、下ろす時は負荷が逃げないようにゆっくり下ろします。動作の際にお尻が浮いたり、背中がシートから離れたりしないように注意します。

 

下半身3種目を行なって今回のトレーニングは終了。「ランニングをトレーニングに取り入れているということでしたが、下半身のトレーニングをする日はランニングをナシにしてもいいかもしれません。その代わり、ランニングだけの日を入れるなど、工夫してトレーニングをしてみてください」と塩月さん。私も「初老」と呼ばれる年齢になり、下半身の衰えは気になるところ。ランニングと下半身のトレーニングをバランス良く取り入れていこうと思います。

というわけで、今回はここまで。塩月さん、ありがとうございました。

 

【トレーナーPROFILE】
塩月ももこ(しおつき・ももこ)
1998年2月19日生まれ。大分県出身。小学生6年生からバスケットボールを始め、高校ではマネージャー兼トレーナーとして選手への筋トレ指導、ケガの手当てなどを行なうなかで、スポーツトレーナーを目指すようなる。専門学校卒業後、「Body Making Gym eight」に入社し、現在は福間店の店舗マネージャーを務める。

 

【店舗情報】
Body Making Gym eight
上人橋通り店〔住所〕福岡県福岡市中央区警固1丁目15番51号 305
平日 09:00~22:30(23:00閉館)
土・祝日 10:00~19:30(20:00)
※日曜休館日
福間店〔住所〕福岡県福津市中央2丁目23番5号
※24時間営業
〔スタッフ在住時間〕
平日   09:00~22:00
土・祝日 10:00~19:00
※第2・4月曜日、毎週日曜日は不在
※料金設定やコースはHPをご確認ください

佐久間一彦(さくま・かずひこ)
1975年8月27日、神奈川県出身。学生時代はレスリング選手として活躍し、高校日本代表選出、全日本大学選手権準優勝などの実績を残す。青山学院大学卒業後、ベースボール・マガジン社に入社。2007年~2010年まで「週刊プロレス」の編集長を務める。2010年にライトハウスに入社。スポーツジャーナリストとして数多くのプロスポーツ選手、オリンピアン、パラリンピアンの取材を手がける。