桃尻キャット・木場田佳織が真紅ドレスで躍動。タイトドレス部門初代女王に【Super Body Contest 2022 FINAL】




鍛えられた肉体美、美しく磨かれた健康美をエンターテインメントとして、より格好よく、より美しく楽しめるイベントとして、競技性を保ちながら、エンターテインメント性も持ち合わせた大会として注目を集めているSuper Body Contest(SBC)。2022年も各地で予選大会が行なわれ、その決勝大会『SBC 2022 FINAL』が2/10(土)に埼玉・サンシティ越谷にて開催された。

全7カテゴリ―が開催されたこのコンテストの中でも、もっともSBCらしい部門とも言えるのが、今年よりスタートした新競技「SBC TIGHT」であろう。タイトドレスが似合う身体を競うカテゴリーであり、審査基準や規定ポーズはもちろん、ステージ登場の際のウォーキング流れ、カテゴリー別に黒と赤に分けられたドレスのカラー、そしてステージをイメージしてオリジナルで制作したBGMと、こだわりぬいて立ち上げられた競技である。

そんなTIGHTにおいて初代女王に輝いたのは、木場田佳織だ。8月に静岡で行なわれた「SBBF×SBC」で初めて開催された際のチャンピオンであり、コンセプトである「砂時計ボディライン」を見事に体現して勝利を手にした。

もともと木場田は、「桃尻になりたい」という思いから昨年にトレーニングを本格的に開始。愛猫に監視されながら美尻になるためのトレーニングを自身のINSTAGRAMで公開しながら身体づくりを進め、昨年はSUMMER STYLE AWARDに出場。迎えた2022年はSBCを主戦場とし、3月の千葉大会、4月の埼玉大会、6月の筋肉祭、7月の札幌大会、8月の「SBBF×SBC」と東京大会と、9月のサマスタ東北大会などカテゴリーを変えながら大会出場を重ね、多くのメダルとクリスタルを手に入れてきた。

このFINALの舞台ではTIGHT部門一本に絞り、「砂時計ボディライン」を堂々と披露。努力してつくり上げてきた美尻に加え、ウィークポイントであった肩も丸みのあるラインに改善。肉体美だけではなく、フランダンスのキャリアの中で磨いた、手先まで繊細に魅せるポージングは他を圧倒する優雅さを持っていた。

40歳を超え、本格的にトレーニングを始めて2年弱で栄冠をつかんだ彼女の姿は、多くの女性トレーニーの憧れになりえるだろう。彼女の今後の躍進、そしてTIGHTカテゴリーのさらなる発展に期待したい。

文・写真/木村雄大