2022年12月30・31日に、アニメ・マンガ好きの人々で賑わう一大イベント「コミックマーケット101」が東京ビックサイトにて開催された。同イベントはサークルによる販売会だけでなく、多くのコスプレイヤーが参加することでも知られている。そこでVITUP!編集部が、コミケに参加する筋肉自慢・スタイル自慢のコスプレイヤーに取材を敢行した。インタビュー2人目は、筋肉隆々なコスプレで注目を集めるコス格のピーチャンさんに話を聞いた。
「コス格」の魅力をもっと広めていきたい
――今回はアニメ・銀魂から、近藤勲のコスプレですね。かなり体が仕上がっていますが、前々から鍛えていたのでしょうか。
「はい。高校生くらいから体を鍛えています。コスプレを始めたのは5年前くらいなので、コスプレを始めるかなり前から鍛えていたと思います。今は格闘技をしているので、より体に磨きがかかりました」
――コスプレがきっかけでトレーニングを始めたのでしょうか。
「コスプレより遡った話なのですが、ドラゴンボールがずっと好きで、登場するキャラたちのような筋肉をつけたくてトレーニングを始めました。ドラゴンボールはムキムキなキャラが多いので、その強さにあこがれました」
――では、やはりコスプレもドラゴンボールが原点ですか。
「いえ。じつは友達がたまたまコスプレをやっていて、その成り行きで自分もやるようになった形です。筋トレ、コスプレという順でハマっていって、使える筋肉がほしくなって格闘技にも取り組むようになりました」
――ちなみに現在、格闘技は何を？
「柔術とキックボクシングをやっていて、今は2年目くらいです。柔術の試合によく出ています」
――見せるための筋肉と実際に使う筋肉という点で、コスプレと格闘技には差があるかと思います。
「そうですね。求められる体も違いますし、格闘技だけをやっているとスリムになりすぎてしまいます。その点は気をつけて鍛えるようにしています」
――今回、コスプレのために特別に行なったことはありましたか。
「昨年の10月から本格的な筋トレを始めました。格闘技のジムとエニタイムフィットネスに通って、体を鍛えるようにしました」
――普段はどのようなトレーニングを行なっていますか。
「筋肥大のためのトレーニングと、体の使い方のトレーニングを両方行なっています。筋肥大目的の時は、マシンを使ったトレーニングがベースですね。後者のほうではジャンプを取り入れたり、瞬発力なども意識して鍛えています。ちなみに格闘技のジムに行った時はミット打ちや、人を担いで負荷をかけるなどのトレーニングなども行なっています」
――今後の目標や、参加してみたいコスプレイベントがあれば教えてください。
「まだあまり広まっていませんが、『コス格』というイベントに出続けて、イベントをもっと広めていきたいと思っています。このイベントは、格闘技ゲームのキャラのコスプレをして、動画を撮影するというものです。今、コス格によく出ていて楽しさを感じるので、今後はもっと広めていきたいです」
コス格のピーチャンさん（Twitter：@zakizaki62623）
取材／シュー・ハヤシ
文／森本雄大
写真／シュー・ハヤシ
