2022年12月30・31日に、アニメ・マンガ好きの人々で賑わう一大イベント「コミックマーケット101」が東京ビックサイトにて開催された。同イベントはサークルによる販売会だけでなく、多くのコスプレイヤーが参加することでも知られている。そこでVITUP!編集部が、コミケに参加する筋肉自慢・スタイル自慢のコスプレイヤーに取材を敢行した。インタビュー人目は、舞台役者とモデルで磨いた体でキャラを体現する、國井紫苑さんに話を聞いた。
仕草なども含めて、好きなキャラクターになりきりたい
――今回はチェンソーマンのコベニのコスプレですね。原作がお好きなのでしょうか。
「はい。マンガも友達から借りて全部見ているほど、大好きな作品です」
――その中でも、コベニは一番好きなキャラクターですか?
「というわけではなくて、戦争の悪魔のヨルが一番好きなキャラです。ヨルは夏コミでコスプレをしてしまったので、今回は同作の中からコベニにチャレンジしてみました。冬コミなので、服を着ていて温かいコスプレがいいなと思いましたね(笑)。あとは、コベニちゃんはなかなか作中でやられなくて、自分の中で気になるキャラでもあったのでコスプレしてみました」
――コミケ以外にもコスプレイベントに参加されているのでしょうか。
「そうですね。今年からアコスタにも参加しています。大阪と東京(池袋)に行きました。前回は11月のアコスタに参加して、初めて男装のコスプレをやりました」
――イベントで多様なコスプレを目にすると、コスプレへのこだわりも強くなるのではないでしょうか。
「そうですね。私自身、舞台役者をしているので、仕草なども含めてキャラクターになりきれていたらいいなという思いがあります」
――普段から稽古に取り組んでいるのでしょうか。
「はい。来年の1月にも舞台があるので、既に稽古が始まっています。『ゼロヨンヨンの終電車2023』という舞台が池袋のシアターKASSAIで開催されます。みなさんぜひ、足を運んでいただけたらうれしいです」
――それ以外にも、普段はモデルの活動をされているとTwitterで拝見しました。何か体型キープのために行なっていることはありますか。
「トレーニングというよりかは、コルセットなどで体をぎちぎちに締めたりします。それと、できるだけ撮影前にはお肉や甘いものを食べないようにしていますね。普段からお腹いっぱい食べないようにするなども意識しています」
――最後に、今後の目標があれば教えてください。
「舞台をがんばることはもちろん、コスプレでは来年4月のアコスタマルシェの応募が通ったので、それに向けてがんばっていきたいと思います。ちなみにアコスタマルシェは、コスプレに特化した同人即売会、フリーマーケットを行なうもので、ファンコミュニティができるイベントでもあります。そこでもチェンソーマンのコスプレをやるのは決めているので、大好きなキャラを再現できるように、がんばっていきたいと思います」
國井紫苑さん(Twitter:@ciooooon)
取材/シュー・ハヤシ
文/森本雄大
写真/シュー・ハヤシ