“マッチョな人が飲むもの”というイメージがあるプロテインですが、実は普通の人にとっても必要な栄養素。足りなくなるとどうなるのか? 2016年日本ボディビル選手権5位入賞、2015年日本クラス別65㎏級優勝などの実績を持ち、ゴールドジムのサプリメントの開発にも携わる佐藤貴規選手(愛称=ジャガーさん)にプロテインについての疑問をぶつけます。
Q.もしタンパク質が不足すると?
じつは筋肉だけではなく、髪や皮膚、爪などもタンパク質でできています。たとえトレーニングをしていない人であっても、必要量が摂取できていなければ「肌がボロボロ」「爪が割れた」「髪の調子が……」ということになりかねません。ぜひ一度、ご自分の1日のタンパク質摂取量を見直してみてください。
とくに最近のプロテインはフレーバーも豊富で美味しく飲めるものが増えました。偏見を持たずに、一度チャレンジしてみてほしいですね。
Q.もしタンパク質を摂りすぎたらどうなるの?
著しく健康を害するということはありません。ただ、ほかの食べ物でもそうですが、食べすぎたら太りますよね。プロテインも同じです。エネルギー過剰になるので脂肪として体に蓄えられることになります。
副作用を心配される方もいますが、プロテインはタンパク質の粉です。サプリメントの一つですから度を越えて過剰に摂取しない限り、とくに問題ありません。
Q.トレーニングをしない日に飲んでもいいの?
とくにトレーニングを積極的にされている方はトレーニングをしない日にも飲んでいただきたいです。筋肉は休んでいるあいだに回復、成長してより強く大きくなります。体重1㎏あたり2gを目安に摂取するといいと思います。
先ほどお話ししたように、髪や皮膚もタンパク質でできていますのでトレーニングされていない方であっても、毎日必要量のタンパク質を摂取することをおすすめします。
構成/編集部M