トレーニングギアとは、トレーニングを効果的に安全に行えるようにする道具のこと。具体的には、手にできるマメを予防、握力補助、腰・手首の保護などを行うことができます。
また、トレーニングギアを使用することで安定感が増加し、筋肉に“効かせやすく”なり、トレーニングを効率的に行える利点もあります。トレーニングギアにはさまざまな種類がありますが、今回はその中から女性に持っていてほしい「おすすめトレーニングギア」を5つご紹介します。
①パワーベルト
ウエスト付近に巻きつけて使用するパワーベルト。スクワット、デッドリフトなどのトレーニングに使用します。このパワーベルトの役割は、腰を保護すること。ウエスト付近に巻くことでグッと腹圧をかけやすくなり、腰にダメージを与えにくくなります。
パワーベルトは大きく分けると、レザータイプ・ナイロンタイプの2種類があります。ガッチリと巻きつけたいなら、レザータイプ。価格を抑えたい、またはトレーニング初心者の方には、ナイロンタイプがおすすめです。
②パワーグリップ
パワーグリップは、デッドリフトや、高重量のダンベルを扱うトレーニングの時に使用するアイテム。そのほか、ラットプルダウンやチンニングにも使用できます。パワーグリップの役割は、握力補助とマメ予防のためです。
まず、パワーグリップを手首に巻きつけます。手のひらの部分がラバーになっているので、それをバーベルダンベルに巻きつけて使用することで、握力を補助。ラバー部分が手のひらを包むため、マメをできにくくさせる役割もあります。さらに、簡単に巻きつけることができる、左右対称に握ることができる、という利点も! トレーニング初心者の女性にピッタリのアイテムですよ。
③リストストラップ
リストストラップは、上記と同じくデッドリフトや、ダンベルを扱うトレーニングの時に使用します。役割もパワーグリップと同様で、握力補助・マメ予防のために使用します。しかし、ここで「パワーグリップと比べて何が違うのか?」という疑問が生まれます。
その違いは「機能性」にあります。パワーグリップはマジックテープ式になっていて、簡単に手首に装着可能です。そのあとはラバー部分をトレーニング器具に巻きつけるだけなので、短時間でスタートポジションに立てます。しかし、この「マジックテープ式」が難点になることも。例えば高重量のバーベルでトレーニングしている最中、マジックテープが重さに負け、剥がれてくることがあります。
一方リストストラップは、パワーグリップのように簡単な脱着ができません。しかし、手首の根元までしっかり巻きつけることができ、高重量も問題なく扱えます。また、マジックテープではないため、途中で剥がれてくる心配もありません。この機能性の違いが、パワーグリップとリストストラップの違いと言えるでしょう。高重量を扱うのであれば、リストストラップがおすすめです!
④リストラップ
リストラップとは、手首を保護するために使用するアイテムです。主にベンチプレス、ダンベルベンチプレスといった、胸の種目で活躍します。手首に巻きつけることで、手首の反りを予防し、痛めないように固定する役割があります。また、胸の種目だけではなく、バーベルスクワットでも活用できます。バーを担ぐ時に、どうしても手首が反りやすくなってしまいますよね。そのままトレーニングを続けていると、手首を痛める可能性も。そこで役立つのが、リストラップです!
リストラップを巻くと手首をガッチリ固定してくれるので、手首を痛めるリスクを軽減できます。手首が弱い方は、ぜひリストラップを使用してみてください!
⑤トレーニンググローブ
手のひらにマメを作りたくない女性におすすめしたいのが、トレーニンググローブです。ダンベルやバーベルを持つ際に使用します。というのも、ダンベルとバーベルには滑り止め加工が施してあり、表面がザラザラしていることが多いのです。これを素手で握ってトレーニングをすると、手のひらを痛め、マメができることも。また、衛生的にダンベルを直接持ちたくない女性もいますよね。そういった時にも、トレーニンググローブがあると便利! 自分だけのトレーニンググローブを購入してみてはいかがでしょうか?
以上5つが、女性におすすめしたいトレーニングギアです。初心者や女性こそ、トレーニングギアを利用することで、トレーニングを効率的に安全に行うことができます。ぜひ、自分専用のトレーニングギアの導入を検討してみてください!
文/高橋静奈