スポイラがトップアスリート50を発表!(女子31位~50位)ロジャースのキュートな動画が大人気!




マラソン、テニスの新星がランキングを飾る

アメリカのスポーツ雑誌「Sports Illustrated」のウェブ版が、“MEET THE FITTEST 50”を発表しました。今回から数回にわたり女子編を紹介します! 公式のTwitterを持っているアスリートには、リンクを張っています。

© morganka – Fotolia

 
50位には、ジェシー・グラフが入っています。アメリカの人気番組「American Ninja Warrior」で、女性として初めて完走しました。身体能力が高く、テコンドーとカンフーの達人であり、プロのスタントウーマンでもあります。

49位に入ったのは、ロロ・ジョーンズです。ジョーンズは陸上選手として、2008年と2012年の2回、五輪に出場しています(100mハードル走)。その後、2014年には、彼女はボブスレー選手としてのキャリアを築き始めました。アメリカ人として夏季と冬季の五輪に出場した9人目のアスリートとなりました。

WNBAのエレーナ・デレ・ダン45位にランクインです。2015年のMVPを獲得したデレ・ダンは、常に過酷なトレーニングを自らに課すことで知られています。それには、ボクシングやTRXトレーニングを取り入れています。身長196cmのデレ・ダンはミスティックスでフォワードをつとめていますが、親指のケガで戦線を離れました。しかし、すぐに復帰することでしょう。

ケニアのマラソンランナー、メアリー・ケイタニー42位です。ケイタニーは、4月のロンドンマラソンで、ポーラ・ラドクリフが持っていた2時間17分01秒の記録を破り、優勝しました。ニューヨークシティマラソン、ロンドンマラソンをそれぞれ3度勝利しており、この秋、ニューヨークシティマラソンの4回目の優勝を狙います。

39位には、クロスフィットのスターであり、ウエイトリフティングの選手であるマッティ・ロジャーズがランクインです。練習中にバーベルを持ち上げようとしてバランスを崩し、落としたバーベルがジムのドアを破壊するインスタグラムが30万回近くも再生され、多くの人が知るようになりました。今年、ロジャースはジャークの国内記録を更新。さらなる活躍が期待されています。

37位に入ったのは、タチアナ・マクファデンです。彼女は、8歳の時に二分脊椎症により車椅子での生活を余儀なくされました。しかし、それと同時に陸上競技を始め、キャリアを積み重ねます。パラリンピックで7個の金メダルに6個の銀メダルを獲得。アメリカ国内の4つのメジャーマラソンで優勝しています。この秋のニューヨークシティマラソンでは、5回連続となる優勝に期待がかかります。

35位には、テニス界の新星ガルビネ・ムグルサがランクインしました。23歳の彼女は、すでにグランドスラムのうち2つを獲得しています。彼女のトレーニング内容は、あくまでオーソドックスです。しかし、それが実力ある新人の躍進につながっていることは間違いありません。

32位には、クリスティン・アームストロングが入りました。トライアスロン選手から自転車競技に転向したアームストロングは、北京、ロンドン、リオ五輪での自転車タイムトライアル競技で金メダルを手にしています。リオ五輪の時、彼女は43歳。「アスリートはある年齢になると辞めなければならないと言われてきたけれど、それが正しくないことを証明するアスリートはたくさんいるわ」と話しました。なお、ランス・アームストロングとは血縁関係はありません。

次回は、女子の11位から30位を紹介します。

文/大西鉄弥