美ボディFILE:山口絵里加【“超人女子”の魅力と舞台裏に迫る】




11月9日にオンエアされた“超人大腿四頭筋女子”を決する「ケイデンスアタック」。プロのBMXレーサー・飯端美樹さんを押さえて優勝を収めたのが、美コアインストラクター・山口絵里加さんだ。

「私はトレーナーもやっていたので、どちらかといえば選手をサポートする側に立っていました。このような番組で競う側に立つのは貴重な体験です。『このスポーツの選手はこういう筋肉の使い方をするんだ』とか『この動作では〇〇筋が動くんだ』とか。競技中はライバルという意識を持っていますが、控えているときに他の選手の動きを見るのは勉強になります。インストラクターとしての仕事にも生かせますね」

山口さんはスポーツトレーナーとして活躍しながらミスユニバースにも出場し、モデルとしても活動。その経験を生かし、美に特化したメソッド「美コア」を考案。独自の体幹トレーニングを編み出し、現在は後進のインストラクター育成にも注力している。

「私が考案した『美コア』は『細く、引き締める』がテーマ。細く、きれいなラインをつくりたいという女性にとって適した動きが入っています。しなやかで引き締まった、きれいなラインをつくるためには体の柔軟性と筋力が必要です。『トレーニングをすると筋肉が大きくなってしまうんじゃないか』と心配される方もいらっしゃると思いますが、体幹と呼吸を使って体の内側の筋肉を動かしていくことで、細さを保ちながら、骨格に沿ったボディラインをつくっていきます」

体幹トレーニングといえば、プランクに代表されるような、動かずに静止するエクササイズを想像する人がほとんどであろう。しかし、美コアは体温上昇プログラムで、呼吸を止めずに体幹トレーニングを行う運動がメインで行う動作が多々ある。

「体幹と瞬発力をうまく使って、体を細かく動かすことが重要。体の内側の筋肉を使っていることを意識しながらスローな動きを行い、そこから体幹がぶれないようにしながら速い動きへと移行していきます」




その美コアのレッスンの場として山口さんがチョイスしたのが「マグマスパ」。これは富士山の溶岩でつくられた、マイナスイオンと遠赤外線効果を併せ持った高機能性スタジオだ。

「私はレッスンのなかで有酸素運動も行うのですが、通常のホットスタジオはヒーターや加湿器などで加湿・加温をしているので、運動中に酸素が行き届かなくなり、息苦しくなるんです。マグマスパは床から発生する水蒸気で温めるので、息苦しさを感じることなくエクササイズができます。また遠赤外線が室内の水分子をマイナスイオン化するんです。遠赤外線とマイナスイオン、このふたつの効果で呼吸がしやすく、ハードにトレーニングができるんです」

そうしてつくりあげられた山口さんの美ボディは、バイクという競技でも生かされた。

「鍛えた体幹はいろんな競技で活用できます。ただ、そういったことがわかってはいても、実際に自分の体を競技で試すようなことはありませんでした。『ケイデンスアタック』では、『私はこんなにできるんだ!?』と自分でも驚きました。新たな発見だったと同時に、『走る』『漕ぐ』などの競技での体幹の重要性を再認識できました」

美しさだけでなく力強さも兼ね備えている山口さんの肉体。それは理想を追求しつづけていくなかで導き出した、ひとつの答えがそこにある。

「一見、私の体型は見る人に『細い』という印象を与えると思うんです。しっかりとした筋肉がある人・イコール・鍛えている人と思われがちですが、それ以外の鍛え方があるということを提示していきたいです。私自身が、こういった女性になりたいという理想像を描きながらトレーニング方法を編み出しています。服を着ていても、体のラインがきれい。華奢だけど、筋肉はついている。『華奢マッチョ』ですね。細いんだけど、じつは筋肉があるというのが理想です」

<オンエア情報>
11月23日(木)深夜1時26分(テレビ朝日)
今回は“超人上腕二頭筋女子”決定戦!二の腕の筋肉No.1を決める!
競技は『バトルロープ』。
2本の縄を上下に動かして床に叩きつけ、その回数を競う。
挑戦者:東あずさ(ブラジリアン柔術家・モデル)/飯端美樹(BMXレーサー)/杉山しずか(総合格闘家)/田上舞子(パーソナルトレーナー/田村友絵(アルティメット日本代表/津吹アイリ(陸上7種競技/宮河マヤ(モデル)/山口絵里加(美コアインストラクター)