【石森太二の「TAIJI THE WORLD」第10回】太二式トレーニング~腹筋①




プロレス界でも屈指の筋肉美を誇る石森太二選手の連載コーナー『TAIJI THE WORLD』。今週からは実際のトレーニングメニューを紹介するシリーズがスタート。まずは石森選手自慢のパーツである腹筋をつくるメニューを数回にわたって紹介していきます。太二式トレーニングで目指せシックスパック!

ローラーのポイントはコアを意識すること

この腹筋をつくるメニューを紹介

今回からは数回にわたって実際に自分が行なっているトレーニングを紹介していきます。まずは腹筋。腹筋は学生時代から割れていて、自信のあるパーツと言えます。胸や背中、肩や足などと違って、腹筋をメインにトレーニングする日というのはないのですが、仕上げに2~3種目入れるというパターンが多いです。いろいろな種目を取り入れているので、順に紹介していきましょう。

まずはローラーを使った腹筋。あまり腹筋が強くない人、初めてローラーをやる人は、ヒザをついた状態から始めるのがいいでしょう。最初に悪い例を紹介しておくと、腕だけを使ってお尻が上がった状態で行なうパターン。これだと腹筋に負荷がかかりません。

これはNG

ポイントは地面と平行になるように体を一直線に伸ばすこと。そのためにはしっかりコアを意識することが大事です。このローラーは腹筋だけでなく、肩も腕も背筋も使うので全身の筋力を使うと言ってもいいかもしれません。そのなかでも特にコアを意識することでより効果が高まります。

まずはヒザをついてやってみる
地面と平行になるように体を真っすぐ伸ばす

ヒザをついた状態でしっかりできるようになったら、今度は立った状態からヒザをつかないでやってみましょう。地面と平行、フラットな状態になったところで静止することができれば負荷はさらに大きくなります。

フラットな状態で静止

腹斜筋を鍛えるツイスト

続いて紹介するのはメディシンボールを使ってのツイストです。慣れないうちはボールなしでも構いません。リズミカルに体を左右に動かすことがポイントです。

腹斜筋に効かせるためにしっかりひねることが大事。足は中心をキープしておくか、もしくは上半身を右に振ったら下半身は左、上半身を左に振ったら下半身は右というように足をうまくつかって体をひねるにもいいかもしれません。

今週はここまで。まだまだ腹筋メニューはたくさんあるので、次回以降もいろいろな種目を紹介していきます。

 

撮影/中田有香

 

石森太二(いしもり・たいじ)
1983年2月10日、宮城県出身。闘龍門に入門し、2002年5月11日、メキシコ・アレナ・コリセオでの橋本史之戦でデビュー。2006年からNOAHに参戦し、GHCジュニアヘビー級王座最多防衛記録となる10度の防衛を記録。2018年にNOAHを退団し、現在は新日本プロレスを主戦場として、ジュニアヘビー級戦線で活躍している。プロレス界でも屈指の筋肉美の持ち主。