2018年12月15日(土)、宮城県仙台市にある「楽天生命パーク宮城」で、日本初のスタジアムレースとなるスパルタンレースが開催されました。朝から粉雪が降りしきる中、出走者・観客合わせて3000人以上が参加した今回大会に、VITUP!編集部から須﨑が初参戦してきました。
いよいよスタートしたスパルタンレース
Start Wall(スタートウォール)を飛び越え、スタート地点につきます。これがスパルタンレースおなじみの最初の障害です。これを越えたら、後戻りはできません。目指すはゴールのみです。スタート地点では、MCによる掛け声でラインに並ぶ参加者同士、気合を入れつつ、士気を高めあいます。
――Who am I?
「I’m spartan!」
――What is your profession?
「Aroo!Aroo!Aroo!」
そして、いよいよスタートの号砲が鳴り響き、レース開始です!
最初の難関は槍投げ
今回はスタジアム開催ということで、コースの趣向も、これまでの自然の景観をいかした特徴のコースとは、大きく異なってきます。普段は観客席として使われているスタンドも走り回るのは、なんだか快感で不思議な気分です。
Slam BallとShock Cordの最初の2つの障害を難なくクリアし、Slip Wallを超えて訪れたのが、最初の難関Spear Throwです。
槍を投げて地面に落ちることなく、的に突き刺すという、非常にシンプルなルールですが、チャンスは1回のみ。参加者は槍を投げた経験がない人が多数で、チャンスは1回きりというのもなかなか厳しい条件です。
今回のレースの障害物の中でも、非常に難しい障害だったようで、かなりの数の挑戦者たちがバーピージャンプへと回ります。
実際に槍を投げる前に他の参加者たちの挑戦をチェック。その多くは的に届かず、落ちて失敗という結果でした。その様子を見ると、思い切り投げなくては届かないことは明らかです。肩にはあまり自信がないので助走をつけて思い切り投げますが、的に届くことなく、方向も大きく外れてしまいました。障害をクリアできなかったため、本日初めてのバーピージャンプになります。
フィールド内にも障害は多数
この日最初のバーピージャンプを終え、砂利をバケツに入れた状態でコースを一周するBucket Brigadeをクリアすると、いよいよフィールド内へと進んでいきます。
フィールドには、Multi Rig、Hurdless、Push Up Stationの三種の障害物が待ち構えています。Multi Rigは、吊り輪にぶらさがりながら、雲梯の要領で渡っていく障害。
リズムよく次の吊り輪に移りながら、最後まで辿り着いた時に鳴らす鐘の音は快感です。Multi Rigをクリアし、達成感がこみ上げてくるのと同時に、完走のコツがつかめた気がします。障害をクリアした喜びを次の障害に挑むエネルギーにするのです。
完走のカギは体力的な部分では、パワーに頼りきらないこと。いかに体を上手く使い、疲れないように障害を越えられるかがポイントになります。もう一つは、参加者同士の声の掛け合いです。縁あって同じレースを走る参加者同士、互いを励まし合うと、不思議とパワーが湧いてきます。
取材・文/須崎竜太 写真/佐久間一彦
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